お祝い同窓会

吉祥寺の後、友人の結婚パーティへ行く。20代も後半となると、軒並み結婚話が増えるけれど、今回のパーティは籍を入れて一年以上経っているカップルだったので、まあまったり同窓会な雰囲気。
久しぶりの面子が多く、楽しかったのだけど、こういう面子だと絶対再会してしまう元彼にからまれて少々疲れる。けど、その他は学生時代と変わらずにのんびり話が出来て嬉しかった。
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皆と話をしていて考えたことを少々メモ。
美術系の学校だったので、この年になると成功しだす人とあきらめてしまう人とに分かれはじめて、その辺は非常にデリケートな話題として取り上げられることになる。
例えば絵などを仕事にしようとした時に、ターニングポイントとなるのが、商用イラストでいくのか絵画でいくのかということだと思う。デザイナーとアーティストの違いと言ってもいいけど、要は自分の為に作るのかクライアントの為に作るのかというとこの境界線をひくのはとても難しい。
純文学とエンターテインメントの違いも、私はそこにあると思っている。もちろんどちらがより優れているかということではなく、要はモチベーションの問題なのだろう。ただ、今日の面子の中では最も名前が売れている人が、既に仕事を「選んで」いて、なんだかちょっと残念な気持ちになったのは、やはり「受けて」くれる人がいる限り、作品を作ろうという姿勢が見えなくなってしまったからだと思う。でもそうやって自分自身をプロデュースしていくこともきっと大切なんだろうな。その辺りは個人の価値観に依るべきところなのかもしれない。
それでも、やりたいことがあって、何かを完成させるということは、それだけで価値のあることだと思う。そしてそれを続けている人をみると嬉しくなる。不安になることは多いと思うけど、一生試行錯誤しててもいいと思うな。私もそうだろうし。青さ全開だけど。