PLANS/Death cab for cutie

Plans

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新譜もいいらしいよ、という噂をちらほら耳にしつつ、日本盤が出るのを待っていて今日やっと購入しました。
Death cab for cutieの5枚目のアルバムであり、メジャーレーベル移籍第一弾となった「PLANS」はなんとビルボード初登場4位だそうです。すごいなぁ。
メジャーに移籍、と言っても楽曲作りにおける変化のようなものは殆ど見当たらず、相変わらず、と言ってしまったら言葉が悪いかもしれないけど、やっぱり、相変わらず好みのバンドだなぁというのが正直な感想です。
きらきら光る粒みたいなギター、やわらかいシンバルに透明感のある鍵盤、そして何よりも消え入る間際のヴォーカルの揺れ方。そういった音たちで1つ1つの曲が美しくまとまっている。前作が一曲ごとにメリハリのある音作りだったのに対し、今回のアルバムはミドルテンポの曲が目立つ、押さえ気味のアルバムという印象で、個人的にはちょっとまとまり過ぎているような気さえする。
ただ、インタビューでも「毎回前作とは違う感触の作品をつくる傾向にある」と語っていることだし、それは意図したことなのだろう。
残念ながらまだライブを見た事がないからかもしれないけど、もう一歩、踏みこんだところを見てみたくなるアルバムだった。サマソニ二日目のチケットとれなかったのがほんとに悔やまれる。

#4は特にライブで聴いてみたくなる曲。ベースの音が鼓動みたいで気持ちが良く、それがドラムと重なるラストが好き。それから#8。小気味良いテンポで、それぞれ楽器のパートが徐々に重なって変化していく、こういう曲にはほんと弱いです。