How small a thought it takes a whole life!

そうだ、と思う。お前に何がわかる、と言う人もいるだろう。何かを言葉にするなら、もっともっと深く潜ってからにしろ、と言う人もいるだろう。そしてそんなことに何の意味があるの、と言う人も、全部わたしの中にいる。
それらの言い分は正しい。けれどその正しさもきっと、彼らから見れば間違っているのだろう。
A → Eまで歩いた日々の記録で、本当に価値があったと思えるのはCの日1日だとしても、それはA → Eという流れの中にあって、もうAには戻らない。それなのにありもしないXの話。XがAの後なのか前なのか、それすらもわたしとかれらとの見解は異なり、またそれは全く別のXについてなのに。