グーグーだって猫である 4巻/大島弓子

グーグーだって猫である(4)

グーグーだって猫である(4)

3巻やら約1年という早さでた新刊。*1
かえってこないビーを探すために猫探偵をやとうエピソードや健康首輪や庭の工事や、大島さんにはほんと迷いがないというか、猫まっしぐらだなあ…ということに(いまさらながら)感じ入った巻でした。特に猫探偵のエピソードなんて、百聞先生の「ノラや」のよう。
今回は特に家の庭にやってくる猫たちのお話が多くて、おなかに子どもがいるときの猫のようすや、子猫がだんだんと慣れてくる感じとか、なんだかすごく楽しい。
タマの散歩、おこげのエピソード、ミケマルのごろーん。そのひとつひとつに対する大島さんの反応が、なんというかゆれることない感じがして、
今はもう猫のこと以外で漫画を書かなくなってしまったことはすこし残念な気もするけれど、それでも大島さんの漫画を好きな気持ちは、おなじようにかわらないのもまた、ゆれることのない感じがするのだった。

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3巻の感想 → http://d.hatena.ne.jp/ichinics/20070604/p1

*1:2巻から3巻の間には5年くらいあいていたので