2008年版ナツ100(id:dangerous1192:20080806:p1)に参加します。
とはいえ、しめきり今日までだった! ということを帰宅してから思い出し慌てて選んだので100いきませんでした。ふがいない。無念。
でも今回は、10巻以内で完結してる作品限定ということで、短編好きな自分としては結果がとても楽しみです。
個人的なルールとしては、
- これまでに選んだのもOK
- 1作家1作品
- 初版で10巻以内
を加えました。同じ作家さんで以前はあれをあげたけど今の気分はこっち、というふうにかなり今日の気分で選んでますがどれも思い入れはあるよ!
ちなみにこれまでのナツ100はこちら
- 2006年版 id:ichinics:20060805:p1
- 2007年版 id:ichinics:20070810:p1
(以下、コメント追記中です)
短編(1巻以内)
- 『童夢』/大友克洋
- 何度読んでも新鮮で、物語、展開、絵柄、構図の全てがすばらしいと思う。全1巻通して、まるで映画館で映画を見ているようなスピード感がある。
- 『棒がいっぽん』/高野文子
- 短編集ですが、1作品挙げるならこの中に収録されている『奥村さんのお茄子』を。Goole ストリートビュー見て、このお話を思いだしたりした。
- 『ロストハウス』/大島弓子
- 1作品挙げるなら、表題作「ロストハウス」を、最近でた文庫版だったら追加収録されてる「ジィジィ」を選びます。感想[id:ichinics:20071021:p1]
- 『長い道』/こうの史代
- おだやかなのにどこかこわい、という作風をはじめて知ったような気がする。何度読んでも、どこから読んでも、笑ったり真顔で考えこんだりできる漫画。感想[id:ichinics:20060329:p1]
- 『のはらのはらの』/雁須磨子
- 雁須磨子さん好きなのでどれにしようか迷ったけど、やっぱ好きになるきっかけだった「のはらのはらの」を選びました。BLですが、少女漫画の根本ぽいものがあるように思う。感想[id:ichinics:20060619:p1]
- 『おひっこし』/沙村広明(の、竹易てあし名義)
- これほんと大好きです。雑誌で読んだときに切り抜いたのは動物園の回だったな。人生負け戦でもがんばろーとか思う漫画。完全に主人公に感情移入してます。感想[id:ichinics:20050418:p1]
- 『リバーズ・エッジ』/岡崎京子
- 『ほしのこえ』/佐原ミズ×新海誠
- この組み合せがよかった。特に、佐原さんの絵に新海さんのお話がしっくりくるなと思った。「彼女と彼女の猫」とかも佐原さんに漫画化してほしいなあ。感想[id:ichinics:20050315:p2]
- 『そっと好かれる』/小田扉
- 単二電池見るたび思い出すよ。
- 『きもち満月』/谷川史子
- 最も思い入れのある1冊、なら『君のこと好きなんだ』なのですが、1作を、ならこれに収録されている『緑の頃、わたしたちは』です。
- 『私家版鳥類図譜』/諸星大二郎
- 比較的最近の作品ですが、とにかく鳥が好きなので。
- 『純情闘争』/藤田貴美
- 初期作品は好きなの多いんだけど、これは特に何回も読み返した覚えがある。
- 『村上かつら短編集1』/村上かつら
- これに収録されている『はるの/よるの/ようだ』を読むといつでも走りたくなる。くそーっ!て気分だけどもせめて、この作品にでてくる女の子(主人公ではない)のように潔くありたいと思ってしまう。感想[id:ichinics:20060819:p1]
- 『GOGOモンスター』/松本大洋
- 小さい頃、学校という建物に感じてた漠然としたこわさのことを思い出す。
- 『ソウル・フラワー・トレイン』/ロビン西
- 今のところ今年一番楽しかった漫画! 感想[id:ichinics:20080420:p1]
- 『赤』/奥浩哉
- 『黒』もあわせて選びたい。「HEN」の最終回雑誌読みながら泣いた。
- 『11人いる!』/萩尾望都
- 萩尾望都でどれを選ぶかは悩みどころ…なんだけど、少女漫画にSF期がもう一度くればいいなと思っているのでこれ。
- 『スケルトンインザクローゼット』/岩本ナオ
- 現在連載中の「町でうわさの天狗の子」もすばらしいです。感想[id:ichinics:20070527:p1]
- 『遠藤浩輝短編集1』/遠藤浩輝
- 収録されている3作品からひとつを選ぶのが難しい。初めて読んだときものすごく興奮して周囲の人にすすめまくりました。
- 『NOT SIMPLE』/オノ・ナツメ
- オノさんの描く、やわらかくて優しいお話も好きなのだけど、特に印象にのこっているものとなるとこれ。感想[id:ichinics:20061104:p3]
- 『かわたれの街』/勝田文
- 勝田文さんはこれからどんどん面白くなる漫画家さんだと思います! 感想[id:ichinics:20070825:p1]
- 『ミノタウロスの皿(藤子・F・不二雄 異色短編集)』/藤子・F・不二雄
- 自分が短編漫画を好きになった原点のひとつが藤子不二雄SF短編集だと思う。大傑作シリーズ。
- 『フィラメント』/漆原友紀
- 漆原友紀さんの魅力が凝縮された短編集。もっといろんな作品読みたいなぁ。
- 『南くんの恋人』/内田春菊
- 何度読んでもぐっとくる。もうこういう漫画は書かないのかな。
- 『F氏的日常』/福山庸治
- 福山庸治さんは天才だと思います。特にSF漫画好きなひとにおすすめしたい。
中編(5巻以内)
- 『ホテル・カリフォルニア』/すぎむらしんいち
- 短編集『スノウブラインド』も大好きだけど、すぎむらしんいちの魅力といえばこのドライブ感なんじゃないかなと思って。
- 『ペット』/三宅乱丈
- とりあえず読んでみて! と言いたい。ちょう面白い。
- 『スイッチ』/望月花梨
- 望月さんもどれ選ぼうか迷う漫画家さんなのですが(前は「コナコナチョウチョウ」を選んだような)、もしかして私、先生と生徒ものに弱いのかもということに(いまさら)気付いたのでこれを。感想[id:ichinics:20070823:p1]
- 『ハーツ&マインズ』/いましろたかし
- 好きとかよりなんかこう、もっと生活のような漫画。感想[id:ichinics:20070118:p1]
- 『拡散』/小田ひで次
- このひとにしかない雰囲気があって、それを絵にできるのがすごいひと、だと思う。小田ひで次さんの漫画はけして読みやすいわけじゃないんだけど、どんどん読んでしまうのが不思議。
- 『茄子』/黒田硫黄
- 『大日本天狗党絵詞』も『大王』も好きなんだけど、ここは『茄子』で。特に国重の話が好きです。すごく好きです。黒田さんの描く女の子はとても魅力的だ。
- 『はなしっぱなし』/五十嵐大介
- スケッチのような短編集。その視点の魅力と画力はほんとうに圧倒的。言葉にならなかった部分のお話がたくさんある。
- 『プラネテス』/幸村誠
- 月並みな言い方ですが、幸村さんはほんとーに力のある、丁寧な漫画家さんだよなーと思います。『プラネテス』は原作もいいしアニメも素晴らしい。
- 『レベルE』/冨樫義博
- この面白さはなんなのとか思う。兄弟で奪い合って読んだ。
- 『笑う大天使』川原泉
- 川原泉も大好きな作品がたくさんあって迷うんですが、誰かにまずすすめるならこれかなー。
- 『あずまんが大王』/あずまきよひこ
- 大阪派です。
- 『ヤサシイワタシ』/ひぐちアサ
- 好き、とはいいにくい漫画なんだけども、連載を読んでるときに、1話1話がすごく印象に残って何度も読み返したのを覚えている。ひっかかる漫画。
- 『ルサンチマン』/花沢健吾
- これも連載開始からあっという間に真っ先に読む漫画になった。あともうちょっと続いて欲しかったような気もする。
- 『自虐の詩』/業田良家
- 読みはじめと読み終わりの感覚の落差がすごい。感想[id:ichinics:20060926:p1]
- 『福神町綺譚』/藤原カムイ
- こういう世界観が大好物です。森本晃司監督好きな気持ちとにてる。感想[id:ichinics:20060414:p1]
- 『鉄腕ガール』/高橋ツトム
- 女野球漫画。とにかくかっこいい。
- 『ロリータの詩集』/山中音和
- 今読むとすごく90年代だなあ、と思うのですが、そんでもその感じがすごく好き。『瞳が泣くから』にもかなり思い入れがあるのですが、こっちは人にすすめるのちょっと気恥ずかしい。
- 『ラヴ・バズ』/志村貴子
- 志村貴子大好きです!連載中の「放浪息子」「青い花」ともにすばらしいのですが、『ラブバズ』のこの、あかるいひねくれかたも好きだ。感想[id:ichinics:20070526:p1]
- 『シガテラ』/古谷実
- 古谷実さんはずっと同じテーマを繰り返し描いてるような気がするんだけど、その中の転換点がヒミズとこれだと思う。感想[id:ichinics:20050806:p1]
- 『エイリアン9』/富沢ひとし
- 感想[id:ichinics:20070625:p1]
- 『西洋骨董洋菓子店』/よしながふみ
- 前は「愛すべき娘たち」を選んだよーな気がするのですが、西洋の、あの終盤の横顔を重ねてくコマとかしびれたなあということを思い出していたので。
- 『船を建てる』/鈴木志保
- 感想[id:ichinics:20071011:p1]
- 『ラヴァーズ・キス』/吉田秋生
- 複数視点で描かれるラブストーリー。
- 『皇国の守護者』/原作:佐藤 大輔 漫画:伊藤 悠
- 連載打ち切りがほんとーーーーーに惜しまれる!!!でも最高! 感想[id:ichinics:20070308:p1]
- 『kiss+πr2』/くらもちふさこ
- くらもちふさこ先生にも大好きな作品がありすぎて困るくらいなんですが、とにかくこの雑賀くんが好きなんだ。
- 『恋愛的瞬間』/吉野朔実
- 『瞳子』『いたいけな瞳』と迷ったけど、今の気分でこれに。
- 『素晴らしい世界』/浅野いにお
- 群像ものに弱い、ということを再確認した。『ひかりのまち』(id:ichinics:20050620:p1)とこれはあわせて読みたい。
- 『攻殻機動隊』/士郎正宗
- はずせないかなと思った。
長編(10巻以内)
- 『哭きの竜』/能條純一
- 能條漫画好きです。
- 『キャンディ・キャンディ』/いがらしゆみこ
- 長いことステアが理想の人だった。号泣ポイントがたくさんあります。
- 『女子高生』/大島永遠
- わりと最近、友達に借りて読んだのですがなんかやたら面白かった。
- 『寄生獣』/岩明均
- 読みはじめるとタイムリープします。
- 『げんしけん』/木尾士目
- せつない!/感想[id:ichinics:20061225:p3]
- 『究極超人あ〜る』/ゆうきまさみ
- パトレイバーが一番好きなんですけど、あ〜るもいつ読んでも楽しい感じ。
- 『SUGAR』/新井英樹
- 新井英樹は最も好きな漫画家のひとりです。10巻以内ので選ぶなら、いちばんさいきん読み返した『SUGAR』かなと思った。
- 『星の瞳のシルエット』/柊あおい
- 全国200万乙女のバイブルですよ! 夢にまでみたな(文字どおりの意味で)。