今年もたくさん漫画を読んでとても楽しかったです。年末新刊ラッシュでまだ感想かけていない作品もあるのですが、年末恒例にしているまとめを書きたいと思います。
2011年の印象
今年は、例えば昨年でいう「進撃の巨人」や「モテキ」のような大きな話題作というのはあまりなかったような気もしますが、個人的にはSF漫画と食漫画に良作が多かったように感じています。
食漫画では「高杉さん家のおべんとう」「花のズボラ飯」「めしばな刑事タチバナ」「にがくてあまい」「銀のスプーン」などが面白かった。SF漫画ではつばなさん、石黒正数さんの作品や、待望の「預言者ピッピ」新刊、「ぼくらのよあけ」「エスニシティゼロワン」などの王道SFから市村春子さんの新刊や「ストレニュアスライフ」などなど。SFは特に好きなジャンルなので読んでる作品が多めなのもあるとは思いますが、面白い作品が多かった。
漫画雑誌
漫画雑誌は相変わらずほとんど読めていないんだけど、今年後半は講談社「ITAN」から出ている単行本に気にいるのが多かった気がしてます。それからコーラスがリニューアルしてできた「Cocohana」の創刊号も読んだのですが、好きな漫画家さんが今後多くかいてくれそうで楽しみ。ただ大人向けなので付録はいらないかなと思った!
漫画家
今年初単行本を出された漫画家さんでは「竜の学校は山の上」の九井諒子さん、「女の穴」のふみふみこさん、「地上はポケットの中の庭」の田中相さん、「繕い裁つ人」の池辺葵さんがよかった。
あと谷川史子さんの今年出した単行本はどれもよくて「Cocohana」に掲載された読み切りもよくて恐れ入ります。
あとGUCCIとのコラボでSPURの表紙になったりルーヴル美術館とのコラボレーション作品の出版があったり「ジョジョリオン」の連載が開始したりなどなど荒木飛呂彦先生の活躍も印象的でした。
そして、1999年に第1巻が出てから雑誌の廃刊などで掲載媒体を移りつつ、でもお話を描ききってくれた「メテオメトセラ」完結巻も今年でした。尾崎かおりさんの新作楽しみにしています。
下半期ベスト
あと、この日記では、上半期ベスト(http://d.hatena.ne.jp/ichinics/20110630/p1)も書いてみたのですが、よく考えたら年末にまとめ書くとなると下半期ベストは書くチャンスがないんですよね…。というわけで先に下半期ベストやるならいれたはずのものを順不同に上げてみます。
「シティライツ」(id:ichinics:20111026:p1)
「外天楼」(id:ichinics:20111125:p2)
「うどんの女」(id:ichinics:20111117:p1)
「ぼくらのよあけ」(id:ichinics:20111222:p2)
「地上はポケットの中の庭」(id:ichinics20110714:p1)
「I(アイ)」(id:ichinics:20110822:p1)
「女の穴」(id:ichinics:20111001:p1)
「25時のバカンス」(id:ichinics:20111210:p2)
「ジョジョリオン」
「預言者ピッピ」(id:ichinics:20111210:p3)
「女王様ナナカ」(id:ichinics:20111125:p1)
「ブラック・ジャック創作秘話〜手塚治虫の仕事場から〜」、「銀の匙」も面白かったんだけど、この2冊は借りて読んだのでいま手元になくてとりあえず抜きました。感想書いておけばよかったな。
長々と書きましたが、2011年のべスト10は次の記事↓で!