机を買った日記

机を買った。
妹とあちこちのカタログみながら、やっぱりでかい机がいいよねと言いあって、横と手前に補助板が出る机に決めた。うちにあった古いミシンに少し似てる。去年だったか、友達につれられて行ったお店で見た机*1、あれこそが私の理想の机だったような気もするんだけど、でもそれはいつかの机であって、今はこの机が好きだと思った。
ただ、久しぶりの大きな(金額もサイズも)買い物なのにも関わらず、お店にいって「これください」と、注文の手続きをするその間、私の気分はちっとも盛り上がらなかった。もしかして自分はこの机が気に入っていないのだろうか…と考えてみたけれど、そういうわけではないようだ。ただ、ぼんやりと、店員さんの着ている服がかわいいなとかそんなことを考えていて、そのぼんやりがとめられないことに、私は拍子抜けしていた。情熱が足りない。大きな(金額もサイズも)買い物をするには、それにふさわしいくらいの思い入れが必要なはずだ、とかなんとか、ぶつぶつ思いながらそれでも私は注文書にサインした。その間も、店員さんの着ていた柔らかい黄色のカットソーが気になって、ここが洋服屋さんじゃなくてよかったと(節約的な意味で)思ったりした。
机が届いたのは、それから数週間経ってからだった。あっという間に段ボールをむき、手際よく室内に運び込んでくれた配達の人にお礼を言いつつ、
それが部屋の真ん中に置かれたのを見てやっと、なんだかちょっとわくわくしてきた。ああどうもこんにちはよろしく…という気分で引き出しを開けたり閉めたりする。いいね。とてもスムーズ…とか思いながら嬉しくなって妹に写真つきメールも送った。
昼御飯時だったので、なんとなくその机の上にご飯を用意してみる。ポテトサラダと作り置きの煮物とライス。食器を机におくときのコトンという音がなんとなくうれしい。
さて食べるか…、と思ったとき、そういえば椅子を買うのを忘れていたことに気がついた。
立つと低いし、座ると頭のてっぺんくらいの高さなので、椅子がないとどうしようもない。机と言えば椅子、椅子と言えば机なのに…なんで買い忘れるんだろうって笑いながら、もしかするとぼんやりしつつもそれなりに高揚してたのかもしれないなぁ、なんて思った。そして、立ったまま昼ご飯食べて、椅子を買いに行きました。椅子が届くのは来週です。