私は漫画が大好きです。
今年、ひとつ決心をしたことがあります。それは、限りある本棚が漫画で埋め尽くされ床もまた漫画で埋め尽くされ、若干身の危険を感じるほどに埋め尽くされてもなお、読みたい時には迷わず買いたい。ならば、(絶版にならなそうなのは)売ればいいじゃない…、ということでした。
好きな漫画を売るなんて愛がないんじゃないの…、と自問したりもしましたが、そこはキャッチアンドリリースです。いやよくわかんないけど以上は全て言い訳です。ようするに、私は漫画が大好きだ、ということです。
最近は漫画の貸し借りをするお友達ができたのでたいへんうれしく思っています。じゃんじゃん貸しますのでおすすめしてください!
というわけで、2007年ふりかえりますよー。
ナツ100(おすすめ漫画100選)
ことしもやれて楽しかった。全力でおすすめしたい作品ばかりです。
2007年版ナツ100(id:ichinics:20070810:p1)
2006年版ナツ100(id:ichinics:20060805:p1)
2007年の漫画雑感
なんといっても「皇国の守護者」の連載終了が残念すぎる。あと去年からの流れで「シグルイ」「もやしもん」「ぼくらの」などのアニメ化や「セクシーボイス アンド ロボ」や「働きマン」のドラマ化など、そういう(なんていうのかな。カバー?)流れが目立って、でかい新作ヒットがあまりなかったような気がします。しいていえば、「君に届け」かな。あと、漫画家さんではよしながふみさんは「フラワーオブライフ」完結、「ゼロ年代」関連での取り上げられ方(これははてなだけかも)、インタビュー集刊行、など定期的にニュースがあったような気がする。あと富樫。
雑誌でいえば、モーニング2のラインナップがすばらしすぎる!それから少年画報社の単行本たくさん買った年だった。
個人的には、ほとんど漫画雑誌を読まなくなってしまったので(単純に時間がなくなってしまった)漫画に疎くなった気がしてます(なので単行本迷わず買うとか考えたりしてた)。
新しく出会った
小玉ユキさん、岩本ナオさん、勝田文さん、渡辺ペコさん、志村志保子さんなど、比較的最近デビューされたすばらしい漫画家さんに多く出会った年でした。
それから、友達に貸してもらった「彼女は半透明」「ランドリオール」「クレイモア」など、知らなかった作品と出会えたのも大収穫の年でした。
復刊した
いましろたかしさんのいろいろや、鈴木志保さんの「船を建てる」(id:ichinics:20071011:p1)の復刊はうれしかったなあ! それから復刊したことで「覚悟のススメ」を読むきっかけをもらえたのもよかった。そろそろ新井英樹「宮本から君へ」の復刊もお願いします(持ってるけど人にすすめづらいので)。
2007年に偏愛した
2007年の漫画個人的ベスト10
今年に刊行されたもの、もしくは最新刊が今年でた連載作品のなかから。
- 「放浪息子」/志村貴子(id:ichinics:20070128:p1)
- 「青い花」も大好きです。
- 「イムリ」/三宅乱丈(id:ichinics:20070821:p1)
- もっともっと売れてほしい!「ペット」を読んでから読むのがおすすめ(内容的には関連ないけど)
- 「女の子の食卓」/志村志保子(id:ichinics:20061109:p2/id:ichinics:20070724:p1)
- 思い出話が好きなひとにはぐっとくるだろうな。食べ物をモチーフにした連作短編集。
- 「駅から5分」/くらもちふさこ(id:ichinics:20071127:p1)
- くらもちふさこの特別さ。
- 「ドロヘドロ」/林田球
- 最高にかっこいい! ショッキング!
- 「ラウンダバウト」/渡辺ペコ(id:ichinics:20071101:p1)
- わたしはほんと、複数視点からの連作短編が好きすぎる。
- 「光の海」/小玉ユキ(id:ichinics:20070523:p1)
- お話はもちろん、絵がとてもすき。
- 「Present for me 石黒正数短編集」/石黒正数(id:ichinics:20070808:p1)
- それ町も大好きなんですが、短編でにじみ出るこの独特のテンポが大好きだ。
- 「皇国の守護者」/原作:佐藤大輔 漫画:伊藤悠(id:ichinics:20070308:p1)
- まだあきらめてないです。
- 「少年少女漂流記」/古屋兎丸&乙一(id:ichinics:20070225:p1)
- これも複数視点からの連作短編。すばらしい。
リンクなどはあとでちょっと追記します。