読書体力

ジャック・ケッチャム以降、電車でも昼休みでも帰りの電車でも、駅についたら喫茶店に寄って、さらに寝る前にまで本を読んでいる。今ははじめてのスティーブン・キング中なのだけど、これがまたどんどん先を読みたくて仕方なくなる感じで、あと30ページくらいで読み終わるんだけど、そしたら次は何を読もう、とかもう考えながら、でもまだ読み終わりたくないような気分でいる。
小学校高学年から中学生くらい、アガサ・クリスティにはまったときは、今よりずっと時間があったし読書体力も好奇心もあったので、ハヤカワの赤い背表紙の、特にポワロシリーズを片っ端から、週に2冊くらいのペースで読んでいた。
でも最近は、あきらかに読書体力が落ちたなーって、そういえばちょっと前に誰かが日記で書かれているのを読み(どなただったか思いだせないんですが…)、ああほんと私もだなとか思った。
それでも、2年くらい前までは週に1冊は読んでいたはずだ。それなのに、最近はといえば、月に2冊がせいぜいで、つい短編集ばかり手にとってしまう。イーガンの難しいのがなかなかすすまない。ハイペリオンも読みたいのにあの長さの前にひるんでしまう。私は死ぬまでにカラマーゾフ読めるのか。このままじゃ読めないかもしれない。なんてこった…!
でも、もしかしたらそれは読む本のジャンルとかもあるのかもしれない、とここ最近の読書熱にちょっと期待する。自分にとって、読みやすい本、読みにくいけど軌道に乗ったら読みやすい本、とかいろいろあるのは仕方ない。読みやすさと面白さはまた別のものだし(という体験はいくつもあった)、体力ないならないなりの読み方があるはずだ。私だってイーガン全部読むしハイペリオンだってカラマーゾフだって読むんだもんね、とか自分で自分に宣言しながら、今は読書体力つけてきたいなあと思っています。次は久々にミステリー読みたい。ディスコ水曜日は挫折中だけど…。