ケーキ

7月の終わり、仕事の後、近所で飲んでいる友だちに合流して、店の外の小さいテーブルの囲んであれこれ話してるうちに、もうすっかり幸せな気分になっていたんだけど、パッて外の明かりが切れて、壁とかよっかかった拍子にスイッチ切っちゃったとかじゃない? かもね、でもまあ見えるしいいか…とか言ってたら、ろうそく立ったケーキが出てきたのでほんとどうしようかと思った。えええーとか言いながら手汗かいてた。
もともと照れくさいことは苦手だし、楽しみにする年でもないんだし、…なんてひねくれたことをわざわざ考えるのもしゃくだし、むしろ忘れたいくらいなんだけど、とか言いつつ、いざその日になってみるとそれなりに意識してしまうのはもう習慣のようなもので、お酒飲んだりするとつい自分で主張してしまったりもするから恥ずかしい。
ほんと恥ずかしいんだけど、やっぱりとても嬉しかったな。

帰宅して、もらったお祝いのメールを読みながら、でも嬉しいのはたぶん、こうして自分のこと思い出してくれる人がいるからなんだなーとか、考えたりする。そしてなかなかそういう気の利かない自分を反省したりもするんだけど、
そんな自分にはもったいないくらい、誕生日近辺は楽しいことや嬉しいことたくさんあったので、今年はほんとーに、いい年だったなと思います。そして来年の今頃もまた、そう思えてるといい。