実家に帰るついでに、駅前の魚屋さんでかわはぎをさばいてもらったら、なんと肝入りでとてもうれしかった。かわはぎの肝はとてもおいしい。初めて食べたのは、弟が土産に持ち帰ってくれたときだったのだけど、あれもこの店だったのかもしれないなと思う。「きもいり、って言葉には“特別”みたいな意味もあるのかね」と辞書を引いてみると、そもそも「肝煎」であり、少なくとも肝入りでうれしいなどという経験とはまったく関係なさそうだった。
敷き詰められた氷の最上段には墨入りのビニール袋のような魚がいて、それはなですかと尋ねると「ごっこ」という魚だった。顔はなかなかかわいい。けれどどうやって食べるのか聞きわすれ、今もまだ少し気になっている。
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いただきもののレモンの使い道に迷い、めずらしくジャムなどを作ってみる。レモン、ジャム、と尋ねればすぐにレシピを見つけ出してくれるインターネットは便利。レモンだけのものと、りんごとレモンのものを作ったけれど、後者の方がとてもおいしくできて*1、パンに乗せたりヨーグルトに入れたり、そのまま食べたりであっという間に食べ終わる。レモンは皮がおいしいんだなと思う。そして、実家の台所にはよく皮だけ削られた柚子が放置されていたことを思い出す。
ジャムにはちゃんと、果肉も入れた。
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こうの史代さんの「平凡倶楽部」という本がとても素晴らしく、ちょっとずつあちこちから読みすすめている。その中にキャベツの使い道、という丸ごとキャベツをどのようにつかったかを1枚絵にしたページがあるのだけど、そんな風に、食材を買うというのは今日と明日が繋げるようなことに近いのかもしれないなと思う。
いま冷蔵庫には、浅漬けにするつもりのカブと、レモンひとつ、今日買ったばかりのきれいな春菊がある。そしてお米が切れているので、明日買って帰る事。
*1:こちらのレシピを参考にしました → http://ameblo.jp/toiro-iro/entry-10224962476.html