「危険なメソッド」

監督:デビッド・クローネンバーグ
連れ立って見に行ってきました。楽しかった。

映画はユングの患者であったザビーナという女性が、研究者として1人立ちするまでを描いたお話。少し違うかもしれないけど大筋はそこかなと思います。
私が初めてクローネンバーグ映画を見たのは「クラッシュ」で、当時はまだ映画を選んで見るようになった(雑誌の映画評読んで見るとか監督でレンタルするとか)くらいだったので正直ものすごく困惑したんですけど、この「危険なメソッド」を見ると、人間の性癖や嗜好を分析するような視点に近いものがあって、いろいろと腑に落ちるようなところもありました。
役者たちの演技もとても緊張感とインパクトがあって、よかったです。前半のクライマックスでもある、キーラ・ナイトレイがある告白をする場面(ユングが聞き返すとこ)で、場内のひとがいっせいに身じろぎしてざわっとなったのが面白かった。私も、どんな話かよくわかっていなかったので、あそこは「……まじで?」ってなりました。
あと、自分はtwitterによく見た夢について書くんですけども、この映画でのフロイトユングの会話を見ていて、もしフロイトがTLにいたら全部性的衝動と結びつけられてしまうのかな…と思ったりしました。
と、なんとなくぼんやりした感想しか書けないのは、最後の最後でちょっとうとうとしてしまって、肝心なラストシーンの台詞を聞き逃してしまったからです…。けしてつまらなかった訳じゃないんですがつい意識を失ってしまってました。もったいない…。