永遠のファミレスに迷いこむADV「ファミレスを享受せよ」をやりました。
永遠のファミレスに迷い込むアドベンチャーゲーム『ファミレスを享受せよ』を公開しました。ブラウザ上で遊べます。https://t.co/ulAlIWYMjk#indiegames #indiegame #pixelart #フリーゲーム pic.twitter.com/i1e7hNAwDQ
— おいし水 (@oississui) 2023年1月23日
雰囲気が好きだったのにつられて、気軽な気持ちで平日の夜にスタートしたら、あっという間に2時間くらいが過ぎてしまい寝不足になった。
プレイ時間は「30分〜」とかいてあるけど、おそらく2時間くらいはかかる。私は何箇所かで行き詰まったので3日にわけて4時間くらいはやってたかもしれない。でもあそこで「行き詰まる」を体験できてよかった。そういうゲームでした。
「ファミレスを享受せよ」は、深夜にファミレスに行ったつもりが、永遠のファミレス「ムーンパレス」に迷いこんでしまっていた、というところから始まる。ムーンパレスには複数人がとらわれていて、そこにいる人たちに話を聞いたりドリンクバーで飲み物を飲んだりしながら、状況の解決法を探していくというお話。
居心地がよいので(絵と音楽の雰囲気もだけど操作感も気持ちいい)出れるなら出たいけど、まあこれはこれで…と思いながら皆の話を聞いていたのだけど、
何しろ永遠なので、やがて「出れない」というのが予想を超えて長い間の出れなさであることを知るわけです。
途中で詰まった箇所*1もクリアしてみれば詰まるべくして用意されたものだったとわかるし、あれがあったからこそ「ムーンパレス」で過ごした長い時間の片鱗が自分の中にも残っているような感覚がある。
深夜にファミレスに行くとき、今後はかならずムーンパレスのことを考えると思う。
思い出すと少し寂しい。このゲームの魅力はその「寂しさ」だろうなと思う。
すごく遠いところで、一人ずつの彼らと過ごした気の遠くなるような時間。でも過ぎてしまえばすごく小さく圧縮されてしまう。というような。
できることならもう1回ムーンパレスに行って、セロニカが作ったTRPGシナリオで遊んでみたかった。
制作者の方のサイトの「「ファミレスを享受せよ」あれこれ」というページに「わりと直接的に影響を受けているもの」リストがあってそこを見るのも楽しかったです。特に「ムーンパレス」はもしかしてと思ってたので嬉しい。
ドリンクバーのラインナップも素敵だったな。
http://oississui.com/bunsyo/
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