1月4日に、初めて漫才を見に劇場へ行きました。
なんで行こうかと思ったかはこちら↓
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行ったのはルミネtheよしもと。
新宿のルミネの上の方によしもとの劇場があるというのは随分前から知っていたし、今はわからないけど、かつて新宿で働いていた頃は、よく客引きをしている芸人さんを見かけた。
身近なようで、でもずっと行ってみようとはならなかった場所に、こうしてわくわくしながら向かう時がくるというのは面白い。
劇場に入ってまず思ったのは「老若男女がいる!」でした。
なんとなく、若い男女が多いんだろうな、と思っていたのに、下は小学生くらいからだけど、年配の方もたくさんいた。そういうところが少し「野球場と似ている」とも感じた。
席についてしばらくすると、前説の芸人さん(「てまえどり」というコンビだった)が出てきて、お客さんを盛り上げる。
声を出させたり手を挙げさせたり、とにかく参加する雰囲気を作っていくんだなと思った。
「場内撮影禁止ですけど、この緞帳開くまではOKなんですよ~(ということは?)」みたいに煽ってくれたので私も写真を撮りました。
公演のトップバッターはマユリカ。
元体操部の中谷さんがバク転をしたり*1、30秒倒立を成功させたりして会場が沸いたところで漫才がスタート。この1年ちょっと、見れる出演番組はほとんど見ていたし、ラジオも過去ログすべて聞いてある程度のイメージが固まっていて、今日のネタ(結婚相談所の話)も見たことがあったけど、
初めて生でみてまず思ったのは、声が通るということだった。2人とも生でも何を言ってるかくっきりはっきりよく見える(聞こえるっていうか見えるって感じ)。
2番手はニッポンの社長。この日唯一のコントでマヨネーズ会社の就職面接のネタ。ニッポンの社長だな~という感じのネタでとても面白かった。
3番手のラフ次元はほぼ初めてみたんですけどとても面白かった。まず空さんの苗字の話、先日結婚式がありまして、会場の前に看板がでてるんですね…ってくだりですでに先が予想できるんだけど面白い。ネタは梅村さんが帰国子女でということからなんか英語の話だった気がするな。ぜひまた生で見たいと思った。
今日の目当てでもあったロングコートダディはスカイダイビングのネタでお腹つりそうなくらい笑った。
いわゆる「スカイダイビングやってみたいから、インストラクターやって」っていう入りなんだけど、まず兎さんが「スカイダイビングやったことないからうまくインストラクターできるかわかんない」といって泣き、そこからインストラクターのとんちきさのボケになってくのが兎さんのキャラクターにぴったりでずっと見ていたかった。
令和ロマンの出番では2連覇直後というのもありお客さんがぐっと前のめりになったのが印象的。
そういうのってやりやすいのかな。それともやりにくいのかな? お客さんは正月気分もあいまって「笑う気満々」という感じなのでやりやすい方なのかな~? ということを考えながら見ていた。
漫才が終わった後は新喜劇のコーナー。
新喜劇は正直自分にはまだ笑いどころがわからなくて途中眠くなったりもしたんだけど、会場のお客さんが気持ち良いくらい笑っていて、なんかよかった。
新喜劇の、演者が登場するだけで笑いが起こるのとか、内輪の笑いでもあるのかなと思うのですが、それが排他的というわけでもなく、生活の中にある娯楽、敷居の高くない、すぐそこにある娯楽という感触がある。
漫才も、映像で見るより近いというか、自分たちに面白い話をしてくれている感じがあって、
そういう身近さに野球と近いものを感じるなという気がしています。
こういう↑の、なんでも野球につなげ過ぎと思われるかもしれないんですが、自分は好きなものをとりまく文化を比較して考えるのが好きなんだなと思う。
というわけで、今年はせめて月1くらいで漫才見に行けたらなという気持ちがあります。甲子園で野球見て、その前後に劇場も、みたいなことができたらいいな。
*1:以前舞台上でバク転失敗してけがをしたという話を聞いたことがあったので心配しましたが無事成功