ゆくかわのながれはたえずして…ということを考えてる。

ちかごろ自分と自分の考えてることが近すぎて、まるでなにも考えていないみたいだ。まえはそんなの音楽を聴いている時くらいだったし、くらいでよかった気がするのに、近頃は、たぶんひとつのことばかりずっと考えている。それはやっぱり、ゆくかわのながれはたえずして…ということで、なにをみてもそれがかわっていくことを思ってしまう。景色や人や、たぶん自分の気持ちもそうなのだけど、景色や人の変化をどこかで惜しむように、自分の気持ちも、なんだか手放しにくい。
このまえ、江ノ島いったときに、ウィンドサーフィンていうのかな、やってたひとがいて。あれでもいいし、じゃなかったら高校生んときヨリちゃんと一緒にやっぱ江ノ島いったときにコンクリの階段すわって、凧揚げしてる人を見たときの、あの凧と一緒に気持ちまで浮き上がるような一瞬の無重力というか天地が逆になる感じ、を、前はもうちょっとうまく自力で思い描けたような気がするんだけど。このところ、いきなり自転車に乗れなくなったみたいな、いままでどうやってのってたのかよくわからない感じになることがたまにある。
そしてそれは具合が悪いということではないみたい。ただちょっと不思議な感じ。
そういえば今朝は、旅行にいってる夢を見た。電車の中が日陰で外が濃い緑色だった。いいにおいがした。外は暑そうだったけど、肌はさらさらしていた。黙っていたけどなんとなく楽しくて、目が覚めたら窓の外でうぐいすが鳴いてた。