ぼんやりとんでって

ちかごろぼんやりしすぎている。答えなどでそうにないことを、ぐるぐる考え続けているうちに、問いだけがどこかへ飛んでいって、気分だけ取り残されてしまったかのように、何かが何なのかを考えている。
この気分ごと、説明してみたいという気持ちと、言葉にしたくない感じは同時にあって、このまんま、で、あらわすことができればいいのになと思いつつ。例えば絵だったり写真だったりかたちだったり、見えるもののなかにこめることとと、言葉であらわすこととは何が違うのだろうと思う。
それは、向かうところに他者がいるかどうか、なのかな。ことばは予め、あなた、へと向かっている。見えるものの場合は、わたし、が、あなたとしてそれを見る。さいしょに。どちらの場合も、こぼれるものはあるのだけど、言葉が水を張ったプールだとしたら、見えるものは空のプール、とか。考えてみる。

そういえば、ここで日記を書いててよかったなーと思ったことのひとつに、いつだったかの夕焼け(http://d.hatena.ne.jp/ichinics/20060808/p2)がある。夏の日、夕暮れの町で、辺りにいるひとみんな、空を見上げていた。夜になったら、今度はたくさんのひとが、夕焼けについて日記を書いていて、誰かが書いているそれを、私も見たんだなーっていう感覚がすごく、うれしかった。あのころははてなのトップページよく見てた。「夕焼け」への言及日記が増えてく、あのリアルタイムな感じは、いまはもうツイッターとかにかわったのかなとも、思う。
最近、昼休みには、カーディガンを羽織るくらいで外にでる。あんまり寒くない。あ、やっぱり寒いかも…と思い始める頃にはいつもの喫茶店について、本を読んだり、メールを書いたりする。おはようおはよう。今日はいい天気とか、風が強いとか、寒いとか雨だとか、私は天気の話をするのが好きなんだなと,最近気づいたような気がする。
あ、とか指差すような感じで。

今日の天気は、どうですか?