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山はまだまだ1合目…

「ぼくらのへんたい」2巻/ふみふみこ

ぼくらのへんたい 2 (リュウコミックス)

ぼくらのへんたい 2 (リュウコミックス)

それぞれの理由があって女装を続ける3人の男の子が出会う1巻に続いて、第2巻では、主人公でもあるまりか(裕太)の幼馴染の女の子の視点がでてきたのがとてもよかった。
1巻の感想にも書いたけど、「放浪息子」では意図的に触れないようにしてると思われる、性行為の話にぐいぐい踏み込んでいくのが「ぼくらのへんたい」の緊張感につながっている。とくにまりかの「世界」が唐突に終わってしまうあのシーンとか、女の子の物語としては繰り返し描かれてきた場面転換だと思うんだけど、でもこのまりかの視点の二重三重に箱の中に入っている感じは、なんというか、穏やかに見えて薄氷の上を歩いているような危うさがあって、続きが気になります。
幾原邦彦監督で見たいな…。
1巻感想 http://d.hatena.ne.jp/ichinics/20121014/p2

なにかもちがってますか」3巻/鬼頭莫宏

なにかもちがってますか(3) (アフタヌーンKC)

なにかもちがってますか(3) (アフタヌーンKC)

物質切り取り能力(?)を持った主人公が、同級生とともに無差別世直し(という名の殺人)をはじめる物語。主人公に指示をあたえている同級生イッサ君の考えは正直よくわからないし、なんで主人公はそれについていくんだろうなって思うんだけど、その世直し隊がいつのまにか4人組になってしまってこれからどうなっちゃうの、という巻でした。なるほどと思うところがあるのか知りたくて続き読んでしまいそうな気がします。
1巻感想 http://d.hatena.ne.jp/ichinics/20110430/p2

「夜の須田課長」/クマザワミキコ

夜の須田課長  (リュウコミックス)

夜の須田課長 (リュウコミックス)

性的な葛藤やフェティシズムをテーマにした短編集。どろどろしたところがなく、でもけしてきれいに見せようというのでもないバランスがとてもよかった。
外面のいい主人公課長が、完璧主義な妻との生活に対するストレスから下着で外を徘徊したり浮気をしたりしてしまい、ついには離婚の危機に陥るという表題作は特によかった。深刻な話として描くこともできるような内容なんだけど読み心地は愉快で、ほかの短編についても、作者の視線が優しく、どのキャラクターにも好感をもてる短編集でした。次の作品も楽しみです。

失恋ショコラティエ」6巻/水城せとな

失恋ショコラティエ 6 (フラワーコミックスアルファ)

失恋ショコラティエ 6 (フラワーコミックスアルファ)

主人公のDON☆KANぶりにギリギリしながら読んだ6巻。読んでる読者はどうなるかだいたいわかっていて、でも主人公だけが知らない…っていうこの展開はまるでサスペンスを読んでいるみたいです。そして相変わらずチョコがめちゃくちゃおいしそう。この、主人公の作るチョコがおいしそうってことも、気持ちが動く動機付けになってるとこが面白いなーと思います。こわいよー!