ダブリンの鐘つきカビ人間@ル・テアトル銀座

作/出演:後藤ひろひと 演出:G2
出演:片桐仁ラーメンズ)/中越典子橋本さとし山内圭哉中山祐一朗/及川健/八十田勇一/田尻茂一/山中崇/トロイ/平田敦子土屋アンナ姜暢雄池田成志若松武史

見に行ってきました。
私はラーメンズ情報経由で今回の公演のことを知り、後藤ひろひとさんの舞台を見たのはプレイベント(id:ichinics:20050825:p2)で見たザリガニ魔人だけ、というまったくの初心者なのですが*1、とても楽しかったです。
奇妙な町の、不思議で哀しくて美しいお話。
(以下ネタばれになるので畳みます)

*1:なのでカテゴリも迷いつつラーメンズ用のを使ってしまってるけど、どうしよ。こういうときちょっと悩む

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 GBL@東京芸術劇場

Rahmens presents「Golden Balls Live」9月15日の昼公演に行ってきました。昼公演のチケットで、果して行けるのかどうか、心配だったのですが、結局仕事抜けて行って笑ってまた戻る…という結果になりました。そういうこと出来る職場で良かったですほんと。ただ、今日はかなり体調が悪く、今ひとつのめり込めなかったのが悔しい。
相変わらず皆さん楽しそうでいいなぁ、というのがまず一番の感想。それから、オープニング映像前の3本から後のものは、前回見た時よりもかなりアドリブが増えるなと思いました。ただ、消化しきれてないように感じたアドリブもいくつかあって、あれは今回が初なのか、それとも今までの流れの中で採用されてきたものなのかがちょっと気になりました。例えば西田さんのボケに対して、小林さんがながいノリつっこみのようなことをして、最終的に「俺は万能じゃないんだよ」というとことか。
個人的には、フリートークっぽい場面が少し多いかな、と感じたりもしたのですが、そんな中、片桐さんの安定が印象に残った回でした。
(以下ちょっとネタばれになるので畳みます)

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 「ダブリンの鐘つきカビ人間」PRE-EVENT 8/24

日本青年館にて

司会
コング桑田
トーク出演者
後藤ひろひと/G2/片桐仁ラーメンズ)/中越典子山内圭哉土屋アンナ姜暢雄

舞台好きの先輩に聞いたらばぜひ見た方が良い、といわれて秋に公演するダブリンのチケットをとったは良いものの、とりあえず後藤ひろひとさんの舞台というのは初体験になる予定。
このプレイベントでは「MIDSUMMER CAROL〜ガマ王子VSザリガニ魔人」を上映するというので、いい予習になるかなと思い、見に行ってきました。
最初にトークショウがあったのですが、主にコングさんと山内さんのかけあいという感じで楽しかったです。出演者の方々は、今日制作発表(?もしくは記者会見)があって、今日初めて全員揃われたそうです。ところで片桐さんはハーフパンツに緑のスニーカーというなんだかおしゃれな服を着てらっしゃったのですが、とても似合ってて良かったなぁ。「ラストチャンスだと思ってがんばります!」と言って場内を湧かせておりました。

「MIDSUMMER CAROL〜ガマ王子VSザリガニ魔人

MIDSUMMER CAROL ガマ王子VSザリガニ魔人 [DVD]

MIDSUMMER CAROL ガマ王子VSザリガニ魔人 [DVD]

出演
伊藤英明長谷川京子山崎一犬山イヌコ山内圭哉小松和重片桐仁瀬戸カトリーヌ/加藤瑞貴/後藤ひろひと木場勝己
http://www.g2produce.com/g2p/msc/

上映が始まったばかりのときは、音が割れてるのと映像がちょっとぼやけているのが気になったのですが、あっという間に舞台を見ている気分になれて、大変楽しかったです。
まず舞台の中にいくつもの舞台があるという装置に驚いて、あとはひたすら笑ったり泣けたり役者さんたちの演技に夢中になっていました。
脚本をシンプルに捉えれば、正統派の「良い話」なんだけども、登場人物が皆一生懸命なだけに、見ている方も素直に受け入れられるお話でした。
舞台は病院。ちょっと風変わりな患者さんとお医者さん、看護婦さんともに、木場勝己さんをスクルージ役に据えた「クリスマス・キャロル」のような物語。木場さんの演技が柱となって、周りの役者さんたちが色を付けて行くという印象でした。瀬戸さんと小松さんのコンビは特に面白かった。そして山崎さんの笑顔が良かったです。片桐さんの消防士役も、力加減がとてもしっくりきていて、素敵でした。
ただ、役者さんによって舞台向きテレビ向きというのはやっぱりあるのかなぁという印象は否めなくて、そこらへんがちょっぴり残念でしたが、とても楽しかったです。

トークショウの時に「今日はパコちゃんが来ています」と紹介されてた女の子がいたのですが、舞台の映像を見て、ああ、この子があの子なのかぁと思えたのも感慨深かったです。かわいかったなぁ、パコちゃん。
ともかく、秋の「ダブリンの鐘つきカビ人間」が増々楽しみになりました。

勢いで演劇カテゴリまで作ってしまった。りょうていっぱいいっぱいです。

 片桐仁@アサヒビール

こんなのがあったなんて…今頃知りました。

アサヒビール期間限定スペシャル企画「片桐仁のかくれんぼ」
http://www.asahibeer.co.jp/shinnama/mizukake.html

いろんなところに出現する片桐さんをクリックしまくるゲーム。かくれんぼというよりはもぐらたたきです。片桐さんのいろんなモーションがみれて楽しい。
という訳で早速ちゃれんじしました。プレゼント応募します。ビール!!

 「LENS」/第4回小林賢太郎プロデュース公演

小林賢太郎プロデュース公演 「LENS」 [DVD]

小林賢太郎プロデュース公演 「LENS」 [DVD]

作/演出:小林賢太郎
出演:小林賢太郎ラーメンズ)/大森南朋久ヶ沢徹/犬飼若浩/西田征史

先日GBLの会場で買った「LENS」のDVDを見ました。面白かったー。
片桐さんが出演していなくて、小林さんがメインででているという点で、これまでの小林賢太郎プロデュース公演とはかなりイメージが違っていたけれど、舞台のテンポみたいなものは、前作「PAPER RUNNER」に近い気がします。
ストーリーは、大正末期が舞台で、図書館で起こった書籍盗難事件の謎を、ひょんなことから、推理小説作家志望の青年が解くことになる、というお話。冒頭の導入部を除けば、1場面の密室劇のような構成で、ラスト以外では全員が舞台上にいて、その現場である図書館の中で、なかなか進まない推理をいじくりまわしている。その過程を楽しんでいるうちに、ちらほらとヒントがあって、その先にすべてを包括するようなラストを迎えるってのはさすが小林さんって拍手したくなりました。私は笑ってるだけで推理なんて全然できなかったです。
役者さんたちも、皆さんはまり役に思えました。西田さんの役回りは「PAPER RUNNER」の時と同じく、まったくの部外者なんだけど、いつのまにか熱心に推理に参加している、というもの。GBLの時にも思ったけれど、ほんとにテンポが良くて、見てて安心できる役者さんだなぁと思います。犬養さんの役柄は図書館の職員さん。眼鏡と白いシャツがよく似合っていて素敵です。久ケ沢さんの役柄は、例によって筋肉マンなんだけど、今回は片桐さん的な役回りが多い感じで、見ててかわいらしいというか、マッチョなのにかわいらしくて、面白かったです。最後に上着を着たら長そでが不自然なのもおかしかった。
それから大森南朋さん。大森さんは好きな役者さんなので見れて嬉しかった。舞台だと、声の印象が違っていて新鮮でした。そしてまたスーツ姿が格好良い。オールバックにすると、ちょっと山本耕史さんに似てるような気もした。
そして小林さんの書生服はほんとうにちょっと反則ですね。似合うなぁ。格好良いんだけど、あのカミナリの後のシーンとかだと大笑いできるというのもさすがでした。
DVDに収録されてたおまけ映像も嬉しかったです。楽しそうだなぁ。それから、幕が閉じた後のアナウンスにまで、大満足でした。

ところで、メーカーの解説によると、「小林賢太郎自身が出演した椎名林檎の短編キネマ『百色眼鏡』を原案に小林が書き下ろした作品で、音楽を椎名林檎が手掛けた超話題作!」とのことなので、大森さんと小林さんの役柄は『百色眼鏡』のものを基にしてるんですね。そのことを見ている間に忘れてしまって、大森さんの台詞で「ん?」と思ってしまったのがもったいなかった…。私は記憶力がないみたいです。ともかく、これを見てからもう一度『百色眼鏡』を見たら、結構印象が違うかもしれないのでまた見たいなーと思いました。