思考停止文章ってなに?

現在「ブログ文章術」を書かれている米光さんが「BGK米光」にて2004年11月28日に書かれた記事(こちら→ http://blog.excite.co.jp/yone/1368848/)を今日偶然見つけた。リンク先が消えてしまっているので、どういう経緯で書かれたものなのかちゃんとわからないのだけど、趣旨は「思考停止な文章を書かないために」心掛ける注意事項なんだと思う。
全部で10項目あるんだけど(後に別エントリで1項目増えてるけど)私の文章は、これにほとんどあてはまってるなぁ。
ちょっと気になったとこを挙げてみると

2."と思うのだが。" "ではないか。"を多用する。
ろくに考えずに書くので、根拠も自信もないのが文末からにじみでてしまっちゃう。

え。「〜と思う」「〜ではないか?」って「自分を軸にかきはじめよう」のときに目指してたとこじゃなかったっけ?

5.”の方がずっとかっこいいと思う”とか”が素敵だと思う”という表現に逃げる

というのも同じことなんじゃないかなあ、「と思う」。
つまり、たぶんこれは明確に批判したい特定の文章に向けて書かれたエントリで、しかもその批判対象は「研究結果」のような確実性を求められるなにかであるべきな文章なのだろうな、「と思う」。たぶん文章を書かれた2004年11月当時だったら、何を指していたのか「わかる」文章だったのかもしれないし、まあ、リンク先のタイトルを見れば、あの話かってなんとなくわかるといえばわかるし、これを書きたくなる気持ちも察することができるような気はするのだけど。
でもこれを「思考停止文章」の条件として挙げるのは何か違うと思う。例として挙げられてるリンク先についてではなく、一般的な文章(レポートなどではない文章)を含めたものについて言うなら「〜ではないか」はむしろ考えてる途中の発言に感じるし、「〜と思う」って私が書くのは、むしろ「個人的な意見ですよ」というエクスキューズなのだけどなぁ。そういうのが

3.“原則的には”“基本的には”を多用する。
いいわけがましいズラ!

いいわけがましい、ということなのかな?
一年半も前の記事を取り上げるのってちょっとためらいがあったんだけど、ちょっと気になったので。自分でも「思考停止」ってどういうことなのか、もうちょっと考えてみたいです。
しかし我ながら「と思う」ばっかりの文章だなぁ、と思います。