第59回カンヌ国際映画祭

パルムドールケン・ローチの手に!
今年のカンヌ映画祭は、イギリスの社会派ケン・ローチの『THE WIND THAT SHAKES THE BARLEY』の、パルムドール(最高賞)受賞で幕を閉じた。 本作は、1920年アイルランド独立戦争を背景に、運命に引き裂かれた家族の悲劇を描いた力作だ。監督のケン・ローチは8回目のコンペ出品で、初めてのパルム・ドール受賞の快挙となった。
http://movie.goo.ne.jp/special/cannes/result.html

おー! ケン・ローチの受賞はうれしいかも。とうとう、という感じですね。
ここ何年かでドキュメンタリー周辺(ドキュメンタリー/ドキュメンタリー出身の監督/ドキュメンタリータッチの作品)らにスポットが当たるようになったと感じるし、それはカンヌでも『エレファント』以降の流れに現れてる。そんな中で今回はケン・ローチの作風/取り上げる題材がうまくはまったのかもしれないな、とか思いました。かなり大雑把ですが。
この流れでもっと国内外のドキュメンタリー映画にもスポットが当たってくれれば個人的には嬉しい。
しかも監督賞は『バベル』(監督:アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ)なんですね。『アモーレス・ペロス』はかなり好きな作品で、しかも今回は役所広司ブラッド・ピットが競演(どっちも好きだけど役所広司がとくに大好き)っていうだけで、もうすごい楽しみにしています。ストーリー情報とか全然知らないのだけど。

コンペティション作品リストでほかに気になったのをいくつか

『SUMMER PALACE』(監督:ロウ・イエ
監督に興味がある。
『RED ROAD』(監督:アンドレア・アーノルド)
制作にラース・フォン・トリアーが参加。審査員特別賞受賞作。ストーリー概要読んだら面白そうだった。
『EL LABERINTO DEL FAUMO』(監督:ギレルモ・デル・トロ
ミミック』の監督。おとぎ話が題材のSFっていうだけでそそられる。でも恐い映画な気もするけど。

ナンニ・モレッティアキ・カウリスマキの新作は公開されたら見にいくつもり。ペドロ・アルモドヴァルはもしかして苦手なのかもって最近思いはじめたけどペネロペさんがかわいいので見たいなぁ。ソフィア・コッポラの映画も苦手なんだけど『マリー・アントワネット』は予告がすごいかわいかったので見たい。