「Saccade-based Display」@最先端技術ショーケース

文化庁メディア芸術祭協賛の「最先端技術ショーケース」。ここは毎回楽しいんだけど、いっつも時間切れになってしまいます。

Saccade-based Display

これはすごい。何を言っているのかわからねーと思いますが…私も何をされたのかわからなかった…。そこには棒のようなディスプレイがあるだけなのに、でも、何かが確実に見えている。

人間の眼は自分の見たいと思う方向に向かって1秒間に数回大きく動いています。そして、その度に眼の中の網膜には、ビデオカメラを高速で動かしたときに生じるようなボケ画像が描かれます。にもかかわらず、日常生活においてはそのような像が見えることは殆どありません。つまり眼が動いている瞬間の情報が切り捨てられることで、安定した視覚世界が作り上げられているのです。(パンフレット解説より)

そして、この「Saccade-based Display」は、縦一列に並んだLEDによって、情報として切り捨てられる動きの中にだけイメージを映し出す。
今まで意識してなかった部分が浮かびあがってくるときの恐さと面白さが強烈だった。
 普通に見る
 ちょっと動く
実物はもっとすごいです。見れないのに見える、複雑な気分を味わえる。来てるなー未来。

参考

こちらに解説があります。
http://www.star.t.u-tokyo.ac.jp/%7ejunji/saccade/indexj.htm

ORIPA/Computational Paper Craft

折り紙の展開図を描くエディタ。こちら(http://mitani.cs.tsukuba.ac.jp/pukiwiki-oripa/)に公開されています。
そういえばメディア芸術祭のエンターテインメント部門にも「パソコンでつくるペーパークラフト〈2〉 (I/O BOOKS)」というものがあって面白そうだった。