- 作者: 志村志保子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2007/07/13
- メディア: コミック
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そういえば感想書いてなかった2巻も、もう何度も読み返した。
ぎんなんの話、はんぺんの話にある、人を傷つけてしまった思い出の、硬くのこる感じと、柔らかくとける感じ、食べ物とうまく重なって描かれていて、ということに何度も読み返してやっと気づいて、うれしくなる。
3巻でも、そのまなざしはぶれることなく、食べ物というモチーフを通して、女の子の背中をそっと見送るような、やさしいお話が積み重ねられていきます。様々な主人公がいるなかで、特に印象に残ったのは、なまり節の話と、コンビニの赤飯の話、それからブルーベリーの話。いつかのわたしも、そんなことを思ったな、なんて記憶を探るうちに、なんだかおなかがすくような、食べることの喜びに満ちた短編集でもあります。
- 作者: 志村志保子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/06/15
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