Battles@10/1渋谷クアトロ

最初に決まった来日公演は発売日に早起きしてチケとりに励んだにも関わらず敗退。でもその後発表されたこのクアトロでの追加公演のチケを譲っていただけることになり、ほんとーに楽しみにしておりました。ありがとうありがとう!
仕事終わって速攻で渋谷に走り、地下通りで友人にばったり出くわすも「ライブだから!」と手を振ってかけつけたクアトロ。ビール飲みつつドラム前で開演を待ちました。つまり踊る気満々だったのだけど、ライブ始まった直後、人が詰まって身動きとれなくなってしまい、最初はじっと見てた。でも「Atlas」で我慢できなくなって中央のお祭りエリアに移動。つまり、最初はわりと冷静に、後半わりとむちゃくちゃな感じでライブを楽しめたと思います。
金曜日からの連日公演で多少は疲れているだろうに、ドラムの人は相変わらずの精密さでドラムをたたく。ただ、冷静に全体を聞いてみると、わりと緩いというか、テンポがずれているのか、ずらしているのかギリギリの部分が多いような気がした。ミディアムテンポをタイトに刻んでいるだけに、少しのズレが大きく聞こえる、のはスピーカーのそばにいたせいかもしれないけど、フジで聞いた時のような、動物的なまとまりはなかったように思う。
それでも、「Atlas」前の曲は、さすがのテンションだと思った。もしかすると、よりコンパクト/ミニマムな音源のほうが、むしろライブ映えするバンドなのかもしれない。「TRAS」みたいな。でも「Snare Hangar」みたいな曲をもっとやってほしい、って気持ちもある。
それにしても、バトルズが日本でうけて(うけてるよね?)、DISCHORD周辺、特に割合キャッチーだったと思われる Faraquet とかがそこそこで終わってるのはどういうことなんだろう。もしかして変拍子に反応して食い付いてるんじゃないのかな? って今あらためて聞き直してみたけど、「Atlas」の音はもうディスコード周辺の変拍子と比べるより、Animal Collective とかのサイケデリックプログレに近いなと思ったライブでした。つまり、かなりのベテランではあるけれど、印象を決めてしまうにはまだ早い、これからどんどんかわっていくバンドなのだと思います。

ところでライブ終わって汗かいたまんま、ぶらぶら歩き回っていたせいか、起きたら風邪をひいていた。久々にお医者さんとか行きました。健康大事ね。