これから読みたい世界十大小説(まであと1作)

朝起きて、いろいろと考え事をしているうちに二度寝してしまい、目が覚めたのは昼近く。居間でゲームをしてる弟たちに、ちらっと参加したり、部屋に戻って本を読んだり、でもなんだか落ちつかないので、今日もまた、本を売りに行く、という口実で本を買いに行くことにした。
というのも、idiotapeさんの選ばれていた「after game over - 私家版世界十大小説」から、つらつら他の方々の十大小説も巡り、読んだ事ないのたくさんあるなあ…とか考えているうちに、読みたい気分が盛り上がってしまったのだった。こういう企画(?)はとても参考になるので嬉しいです。
そして、せっかく読みたい本がたくさんできたので、以下、これから読みたい九大小説をメモしておこうと思う。(これから選ばれる人のを見て、増えるかもしれないのでとりあえず九作にしておきます)

  • 『トリストラム・シャンディ』/ローレンス・スターン
    • 作者の名前も知らなかったのだけど、選んでいた人のコメントでそそられましたその1。
  • 『夜のみだらな鳥』/ホセ・ドノソ
    • その2。
  • ソラリスの陽のもとに』/スタニスラフ・レム
    • とても読みたい。タルコフスキーの映画版も好きですが、映画とはまた別物なのだろうし。
  • カラマーゾフの兄弟』/ドストエフスキー
  • 『悪霊』/ドストエフスキー
    • カラマーゾフの兄弟』は、第一印象が「長い本といえば〜」、なんて例にあげられてることだったので、実際に読めるものだと思ってなかったのだけど(なんのことやら)、そろそろ読みたいです(といい続けて何年経ったか)。「悪霊」は、「死霊」読んでる最中に(といっても上巻)「悪霊」を先に読めば…と言われてそれっきりになってたのをやっと思いだした。長編小説を読み始めるのは、なんていうか飛び込み台に立つ時のような気分だ。踏み切ればどうにかなるんだろうけど、勇気がいる(←うまいこと言った風の言い訳)。
  • ユリシーズ』/ジョイス
    • これは文庫が出たばかりの頃(って結構最近だ)、すごく頑張って読んだんだけど、結局全然頭に入ってこなくて、でもこの前少し読み直したら面白く感じたので今ならいけるかも、とか。
  • 『黒い時計の旅』/スティーブ・エリクソン
    • 積んだままになってる…。
  • 『夜の果てへの旅』/セリーヌ
    • 文庫出てるのか!
  • 『シーシュポスの神話』/カミュ
    • もし自分が選ぶとしたら「異邦人」を入れたいなーなんて思ったのに、この作品のことは知らなかった。

あと、ミラン・クンデラフィリップ・K・ディックヘミングウェイの名前が目立ったように感じました。ミラン・クンデラは昔読んでよくわからなかったんだけど…再チャレンジ(というとうさんくさい)したい。ディックは「暗闇のスキャナー」しか読んだことないので、次はどれがいいいか考え中。十大小説に「流れよ我が涙、と警官は言った」と「ヴァリス」を挙げてる方がいたので、そのどっちかにしようかな。あー、SF世界十大小説とかも知りたいな…。

いろんな人が選んでて、私も(選ぶとしたら)絶対入れたいなーと思ったのは『百年の孤独』と『スローターハウス5』。安部公房はどれを選んでいいかわからないし、いろんな人が選んでいたフォークナーは、全部を読んでいるわけではないけれど、いちばん好きな作品を選ぶなら短編の「エミリーに薔薇を」か「バーベナの匂い」だなあ。というのは、たぶん私が短編小説が好きだからだと思う。もし世界十大小説でなく十の短編だったら、とか、いろいろ考えるのも楽しいですが、それよりも前に、まずは上に挙げた九作品を読みたいと思います。