雷

月曜日は夕方から雨が降って、まぶしいくらい何度も雷が光った。光と音が近いと雷も近いんだっけとか、開けたところにいるのと混雑したところにいるのはどっちが安全なんだっけとか、ついそんなことを考えてしまうくらいすごい雷で、心臓がばくばく鳴るくらいびびった。
小学校の頃、Hちゃんと雷のなる中、傘さしたら雷落ちるから、とかいってびしょぬれで焼却炉まで走ってったの思い出す。掃除当番だったんだろうな。そういや怪物くんて雷苦手だよねとか、そんな話しながら、雨やむのまってたピロティの、あのいんちき大理石みたいな床のひんやりした感じ。
が、今もあそこにあるだろう、と思うのと同じように自分の信じてたこととか、もしかしたら全然届かないのかなとか、考えはじめると嫌になるけど、でも仕方ないとは全然思わない。
なんだかつい、せかされてるみたいな気分になることあるけど、なんのために急いでるのかと考えてみたらそれはわりとどうでもいいことだったりもして。
買い物もせずに家に帰って、夜には雨がやんでいた。