大金星/黒田硫黄

大金星 (アフタヌーンKC)

大金星 (アフタヌーンKC)

先月の「あたらしい朝」1巻に引き続き、黒田硫黄さんの短編集がでました!来月からは「大日本天狗党絵詞」の新装版、「茄子」の新装版が月イチででて、来年3月には「あたらしい朝」の2巻て予定らしいですけどほんとかな? 天狗党は友達に貸したきり行方不明だし新装版でるのちょっとうれしいです。
「大金星」はアフタヌーンに連載された「ミシ」や、「茄子」にでてきたペペのお兄さんの話など、単行本未収録作品ばかりを集めた短編集。アディダスマンガフィーバー(超豪華メンツで出たカラーマンガムックみたいな)に入ってたカラー作品まで入ってる。
あと「ミシ」の第4話にでてくる

「あなたに会ったとき 妖精みたいだと思った」
「僕を?
 きみは糸の切れた凧みたいだ」

てシーンがとても好きだったので単行本でまた読めたのも嬉しかったです。こういうとき「それどういう意味?」とか聞かないとこがいい。てか「糸の切れた凧みたい」ってすごくいいよなぁ。黒田さんの描く女の子はみんなそんな感じ。勢いがあって、でも流されることに臆さないというか、そういうところがとても好きです。いちおしは「茄子」にでてくる国重です。