- 作者: 西炯子
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/03/10
- メディア: コミック
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東京の大手電機会社に勤める堂薗つぐみは、長期休暇を田舎の祖母の家で過ごしていた。
そんなある日、入院中の祖母が亡くなってしまう。
つぐみは、そのまま祖母の家でしばらく暮らすことに決めるが、離れの鍵を持っているという謎の男が現れて…!? (あらすじより)
というちょっとややこしい設定のお話なんですが、読み進めていけば自然にあたまに入ってくるので問題はなかったです。
雰囲気としては、しんどくない「サプリ」(おかざき真里)のようだなと思いました。恋愛相手が哲学者というのがなかなか新鮮なんだけど、職業だけじゃなく、この51歳の男性のキャラクターが、作品を印象深いものにしていると思う。
そして私はこの人がすごく苦手だ…。
少女漫画の、一応「王子」ポジションにいるキャラクターをこんなふうに苦手に思うのはけっこう珍しくて楽しいです。
そのひとつの理由は顔と、あと
「そんなではお嫁にいけへんで?」
「もういけてないのでよろしいのです」
「ふーん 君つまらんわ」/p57
という、この場面にあるような気がする…。つまらんて。そんなこと言われたらぐうの音もでない。けどまあこの人を好きになる感じもなんとなくわかるのがいやだ…!
すごくもやもやできて楽しいです(二度目)。