「姉の結婚」１巻／西炯子

姉の結婚 1 (フラワーコミックスアルファ)

ちょっと前に読んだ西炯子さんの新刊。
静かな「プチ老後」を過ごそうと田舎に帰り、図書館司書として働く主人公が出会った男性は過去の知り合い（？）で、でもその見た目は大変貌を遂げていた…というお話。少女漫画の定番のひとつ「やせてきれいに」とか「眼鏡を外したら」とか「メイクをしたら別人」といった変身ものの裏返しのような設定を女性側から描いているというのが新鮮ですが、それをやってしまっていいのかなあという気もしなくもないです。「花とみつばち」みたいに男性側から描くっていうのだと、まあわかるんだけども、どこに着地させるんだろうなー。
設定はともかく、この1巻まるごとかけて徐々に進行している伏線があって（読んでる側にはばればれですが）それがばれたときに物語がどう展開させるのかが楽しみです。
あと今の所主人公は姉なのですが、タイトルが「姉の結婚」となっているのはなんでなのかなっていうところが気になる。
それから、物語の舞台がこの前行った尾道っぽいのも気になります（作者の地元が鹿児島だそうなのでそっちのほうかもしれないけど）。