今月のアフタヌーン

前田真宏さんによる「巌窟王」の連載開始。有原由良さんという方が脚本として名前を連ねていますが、アニメ版脚本でも同じ名前を見かけたので同じ人だと思います。第一話を読んだところでは、アニメ版とほぼ同じ展開で、見覚えのあるカットなどもあり、ちょっと懐かしい。そして漫画だと、作者が見せたい、と思っているシーンが分かりやすく、読者も立ち止まれるところが映像とは違って良いなぁとか思いました。
黒田硫黄「ミシ」は今月もまったり。この主人公(アンダルシアの夏の主人公ペペにちょっと似てる)は意外に若かったんだーと思う。新入社員だって。
豊田徹也さんの「under current」が面白い。突然夫が失踪し、残された妻が主人公のお話。もう第7話なんだけど、この話にひきこまれている自分にいまさら気付いた。物語も絵柄も静かなんだけど、とても雰囲気がある。
豊田徹也さんは2003に四季賞を受賞した方でこれが初連載作品のはず。四季賞と言えば、2002年夏の受賞作「半永久ハッピーエンド」がすごく面白かったんだけど、作者の町田周さんのその後の作品はまだ発表されてない(私の知る限りでは)ので、楽しみに待ってます。