嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦

クレヨンしんちゃん」劇場版第10弾。
「オトナ帝国」と「ヤキニクロード」が面白かったし、新作も見ようかなぁ、なんて思ってたとこだったのでとりあえずこれを借りてきて見たのですけど、これがまたすごい傑作だった。「オトナ帝国」と同じく原恵一監督作品です。
戦国時代にタイムスリップするお話なのだけど、まずはその丁寧な時代描写に驚かされた。子供が鵜呑みにしても大丈夫なくらいのリアリティで描いているのだろうなと思う。戦いの作法とかも、今見るとつっこみどころが多くて面白い。そして脚本も凝っている。SF映画としてもよくできてるし、時代劇としても面白いし、ほんとすごいなぁ、としかいいようがないです(アホな感想で申し訳ないです)。
クレヨンしんちゃん」にしては、ちょっと笑いどころが少ないかなぁって気もしてたけど、クライマックスで突然、お腹痛くなるくらい笑って泣けて「おー」と唸らされてという怒濤の展開があり、結局大満足でした。
それからDVDの特典映像についてた予告とか特報とかが、本編にはない、それ用に描かれた映像が満載で、これまたとてもよく出来ている。特に特報は必見。
文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞受賞作品でもある。ところで文化庁って審査員誰なのだろう…。