竹やぶ抜けて

まだ小学校の1年生くらいの頃、お母さんが書いてくれた地図とお弁当持って、探検ごっこしに行ったことがある。「たけやぶくぐる」「クローバー畑でおべんとうをたべる」「池でコイにえさをやる」とかいろんなミッションがあって、よく考えたら家の前の空き地と公園回るようなコースなんだけど、その「たけやぶくぐる」っていうのが、ちょうどトトロの最初の方でメイがくさむらかき分けてくみたいな感じで、すごく楽しかったなあ、などということを猫を探して生け垣のぞきながら思い出していた。もしも、身長とか自由に伸び縮みできたら面白そうだなあとか考えていてふと、スプーンおばさんとかニルスとか、小さくなるお話ってわりとたくさんあるけれど、大きくなる話があんまりないのは、乗り物とか建物とか「便利」の方向に行くものは大抵、大きくなるものだからなのかもしんない、とか思いました。とか考えるとカメラのマクロレンズ(?)とかって小さくなる方向の道具なのかもな。