『GALA』/前田真宏
『MOONDRIVE』/中澤一登
『わんわ』/大平晋也
『陶人キット』/田中達之
『次元爆弾』/森本晃司
公式→http://www.genius-party.jp/beyond/
第1弾(id:ichinics:20070718)から1年ちょっと、ほんとに公開されるのだろーかとかちょっと不安に思いつつ待ってた第2弾を見てきました。
それぞれに活躍中の監督ばかりをあつめたこのシリーズは、「制約ゼロ」というコンセプトのもとに作られた、個性的な短編アニメーションばかりです。こういう機会でもなければ見られなかっただろう各監督のアクのようなものが凝縮されてるのが面白い。
『GALA』/前田真宏
上映後のトークショウで監督が「いつもと違う面を出したかった」と話されていたのがすごく腑に落ちる作品。多幸感溢れるアップスピードな画面に、分かりやすい物語、ラストの集約まで、すごくうまくまとまっている作品だと思いました。ただ、主人公の小鬼の演奏する楽器のラインが音楽でわかれば、もっと臨場感あってたのしかったなぁと思う。
『MOONDRIVE』/中澤一登
すごい絵だった。荒いラインの絵が動きまくる躍動感のある画面と、漫画みたいな効果が楽しい。絵が動くってこういうことだよなーとか思いながら、あっけにとられて見てました。
『わんわ』/大平晋也
子どもの絵をもとに作られたという、動く絵本のようなうつくしい画面と、イメージをそのまま具現化したかのような広がりに驚かされる。もう一回じっくりみたいです。あとこの監督が描いたアニメぜんぶみてみたい!
『次元爆弾』/森本晃司
私がSTUDIO4℃ を好きになったきっかけのひとつがキセルの「夜間飛行」という曲をつかった「次元ループ〜SOSレスキューバージョン〜」*1という短編でした。その「次元ループ」を思い返すような、森本監督の世界が凝縮された短編でうれしくなる。
森本監督の特徴といえば、とにかく構図がかっこいいことだと思うんですが、今回は特にそのことをつよく感じました。音楽と同じように言葉を流すっていうのも森本監督がブロスで連載してた「裏路地ダイヤモンド」を思わせる監督らしい演出なんですが、ただ声選びがちょっと絵柄とあわない気もした…と思ったら管野よう子さんの声でびっくりした。
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初日のトークショウある時間に見てきたのですが、前田監督、田中監督、森本監督のトークショウと、サイン入りパンフももらえるという豪華イベントで、もうすごくうれしかった! ほんとーに大好きな監督ばかりです(ちなみに私がはてなはじめて最初に作ったキーワードは「STUDIO 4℃」でした)。パンフもらうとき、田中監督に「ボイルドヘッドも楽しみにしてます!」といったら困ったような顔をされてましたが、えーと、たぶんかれこれ5年以上は待ってる気がするからね…。もう「いつか」でいいので出たらうれしいなぁ。