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 マキヒロチさんの新刊4冊

1月に人気シリーズ「いつかティファニーで朝食を」を含む5冊を同時刊行!ということでほくほくしながら買ってきました。1冊だけ書店で見つけられなかったので4冊分の感想です。

「サヨナラフラグ」

7つの短編が収録された短編集。タイトル通りの「別れ」をテーマにしたお話も多いのですが、「いつかティファニーで朝食を」もそうであったように、恋愛の顛末よりも、女性同士のやりとりが印象に残るお話が多くて、そこが好きでした。
特に印象的だったのは、男3人のビストロ飲みと女3人の居酒屋飲みの様子が交互に描かれる「えだまめパテ」とTwitter依存気味の歌手志望の女の子を主人公に描いた「だまってスミちゃん」。2作品とも、Twitterなどの使い方がとても自然です。
「えだまめパテ」は男女両方の同性だけでのやりとりだからこそのぶっちゃけ具合がテンポいい。「だまってスミちゃん」は流されやすい主人公を、でもぎりぎり露悪的にならないように描いていて、話題になった「カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生」の別解釈のようなお話だなと思いました。
女友達同士のやりとりが面白い漫画って好きなんだけど、マキヒロチさんの描く友達との会話はベタベタしてなくて、突き放すような言葉もあるんだけど、最終的に優しい感じがするところが好きです。

サヨナラフラグ (フィールコミックス) (Feelコミックス)

サヨナラフラグ (フィールコミックス) (Feelコミックス)

「旅する缶コーヒー+」

以前出ていた同タイトルの新装+未収録作品収録版。
缶コーヒーをテーマにした短編集、ということで、朝食をテーマに連作短編を描く「いつか〜」の下地はここにあったのかなと思いました。缶コーヒーの登場のさせ方もバラエティに富んでて楽しかった。

旅する缶コーヒー + (マンサンコミックス)

旅する缶コーヒー + (マンサンコミックス)

「まだ間に合う30代からの貯金改革」

これは同時刊行じゃなかったら見逃してしまう種類の作品でしたが、原作つきでもないということで買ってみました。エッセイ漫画ですが、作者の友人も多数登場して、ああ「いつかティファニーで〜」とかの元ネタがこういう友人とのやりとりから生まれてるのかな?って思ったりできるのが楽しかったです。あと貯金がんばろうと思いました。

「いつかティファニーで朝食を」4巻

そして楽しみにしている「いつか〜」の新刊。「朝食」がテーマですごくおいしそう、という楽しみはきちんとありつつ、登場人物たちの生活を読むのも楽しいというとても贅沢な作品だと思います。
新刊はいつもの4人それぞれに少しずつ変化が訪れる巻でした。中でも、新しく中心メンバーになるのかな?っていう予感があるきみちゃんの話がすごかった。いろんな種類の「おー」が口から漏れた。特にあのモザイク通りの場面は夢に見そうです。きみちゃんかっこいい。

いつかティファニーで朝食を  4 (BUNCH COMICS)

いつかティファニーで朝食を 4 (BUNCH COMICS)