イノセンス/川井憲次

イノセンス オリジナル・サウンドトラック

イノセンス オリジナル・サウンドトラック

イノセンス」を劇場で見た時、とにかくその音楽がとても印象に残った。観てから一年近く経った今でも時折あの音を思いだすくらいなので、それならサントラを聴いてみようと思って今日ツタヤでレンタルした。
サントラを手掛けた川井憲次さんは、パトレイバー攻殻機動隊ガンパレやとにかくいろんな作品の音楽を手掛けているすごい人、となんとなく知ってはいてもいまいちわかってなかった。
でも改めてこのサントラを聞いて、ちょっと鳥肌がたった。かっこよくて、きれいで、怖い。音の振り分け方とか、曲の構造に物語がある。それは映画という物語の上に成り立っている音楽だからなんだろうけど、映画に使用した楽曲っていうのと、映画の為に作られた音楽というものの違いを初めて実感した気がする。
オルゴールの音を作る為にオルゴールの構造から理解してみるとか民謡歌手を75人集めて収録する、とかそういうエピソードがライナーに書いてあったけど、その音へのこだわり方はほんとにすごい。
余談ですが、コーラス、という所にその民謡歌手の方々であろう人の名前が載っていたのだけど、西田という名字の方がとても多かったのは「一門」とかの方々なんでしょうか? ちょっと気になった。