- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2003/01/16
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アンチェイン!!
この映画すごいからもっと見て!いろんな人!格闘技好きな人はもちろん、格闘技ぜんぜんわからないという人もいけるとおもう。私もわかんないし。
監督は『青い春』の豊田利晃さんで、アンチェイン梶を中心とした4人の格闘家の生き様を5年間に渡って撮影したドキュメンタリー映画、というのが概要。作品中には、ボクシング、キックボクシング、シュートボクシングなど、さまざまな格闘技がでてくるけど、私は格闘技には疎いので、よくわかってないだろう部分ももちろんある。
でもこの映画の中心を貫いてきらめいているのは彼等の「生き様」であり、決して強い、孤高の存在ではない彼等の姿は見るものの目を奪う抗いがたい魅力に溢れている。不器用な梶の姿は胸にせまるものがあり、それがなにかってのを言葉にすると、勇気とか感動とか、そんなありきたりの言葉になっちゃうのがくやしいくらいだ。ラストがまた泣ける。泣くと言うより泣き笑い。生きてるってこういうことだって感じが伝わってくる。
この映画にまつわる思い出といえば、一緒に見にいった男友達が珍しく男泣きしてたということ。普段は照れ屋で酒癖が悪くて、だいたい適当なことしか言わず、本音を表に出すことが少ない人だったけど、そんな彼の中の何かをガッと掴んで握ってむしるくらいの威力のある映画だったんだと思う。
彼は今は地元に帰ってしまって、まあいろいろと鬱屈してるものもあるようなので、次に会った時このビデオをあげようと思う。もう1回見てからね。