「WELCOME TOURIST」/B. Fleischmann

ドイツのエレクトロニカ・レーベルmorr musicの人気アーティスト、B. Fleischmann。これは何枚目なのかなぁ。オリジナルアルバムとしては3枚目か4枚目か。もうこのへんの情報を仕入れる能力がないのが悲しい脱力感ですが、近頃とても好きなアーティストです。最近知ったんだけどね。ネットラジオでかかってて。詳細知らなくても名前さえ分かればかえてしまうんだから便利だ。

Welcome Tourist

Welcome Tourist

最近、アコースティックな手触りのあるエレクトロニカ、というのを聴きたい気分で、これもその流れに入ります。洗練されているのだけど、気取ったところのない、ひなたの音。繰り返し聴いても色あせないしなやかさがあるのは、生音とエレクトロニクスとのバランスが良いからなのだろう、とか思う。水辺を思わせる曲がいくつかあって、Mice Parade のアダム・ピアースが言っていた「シューゲイザーの浜辺を行くトロピカリアの列車」という言葉を思い出す。スパイシーなメランコリック。
素朴なボーカル入りのトラックも味わい深く、特にラストの「Sleep」は久々に出会ったエンドロール・ソング(エンドロールで流れるような曲の意)でした。
ちなみにこのアルバムは二枚組で、Disc2には1曲45分にもおよぶトラックが収録されています。遠くまで行く。