1、2巻の感想かいたとき完結してるって知らなかったから、3巻よんでびっくりした。
- 作者: 志村貴子
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2005/08/31
- メディア: コミック
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23話、回想シーンのなかで色ボケに逃げる藤は、その言語化できないぶぶんを恋人にたくしてるような気がする。でもそれは、言語化とおなじくもろいもので、つまり「私のどこがすき?」*1という疑問に答えてしまうことで、それ以外の可能性を浮かび上がらせてしまう矛盾、と似ているんじゃないだろうか。
でも結局、藤はゆりが好きで、ゆりに認められたくて、でもゆりに夢中になってしまうのが(それは負けを認めることになるようで)こわかったんじゃないかなと思う。でもこう、ガツンとやっぱかっこいいゆりが、自分を見てくれたときの、そのときの藤の顔ったら! 具体的にいえば3巻の180ページのことですけど、ここ見て、あー「ラブ・バズ」は、「おおきく振りかぶって」にちょっと似てるなと思ったりした。顔のことじゃなくて、関係性にささえられる「好き」の多幸感っていうのかな。
だから頑張れる、っていうものがあるのは、うらやましいなと思いました。