少女革命ウテナ1話〜5話

少女革命ウテナ L’Apocalypse:1 [DVD]

少女革命ウテナ L’Apocalypse:1 [DVD]

TV版を見始めました。とりあえず劇場版とは絵柄の印象がかなり違っていて、とっつきやすい。そして、劇場版では映画の時間におさめるために、あえてあのような演出をしていたんだなとわかる。もちろんそれは世界観を踏襲し再構築するものだったのだし(もしかしたらパラレルなのかもだけど)、じゅうぶん面白かったけど、見るならTVからのほうがよかったかもな、と見始めてすぐに思った。
全部で39話もあるので、感想メモ。

第1話「薔薇の花嫁」
主人公、ウテナは幼い頃であった初恋の王子様にあこがれるあまり、自らが王子様になろうと決心する。あくまで女の子だけれど「守られるお姫さまじゃなくて強い王子に」というようなことを語るのが印象的。そして初めての決闘へ。決闘前には女の子二人組の「かしらかしらご存じかしら」が影絵で描かれる。ここは「妄想代理人」の口上のような雰囲気。つまりやっぱり舞台っぽい。オープニングがGSのよう。決闘場に向かう螺旋階段は実写映画「キューティーハニー」にでてきた美術と似ている。
第2話「誰がために薔薇は微笑む」
アンシーとウテナが寮で同室になる。映画版ではいきなりおしたおされたりしたけれども、今回はわりと友達…かな。そして二度目の決闘。ディオスの剣をアンシーから取り出すシーンのかっこよさ。
第3話「舞踏会の夜に」
舞踏会といえば…突然ドレスを贈らるのは少女漫画の定番。ベタな展開に盛り上がりつつも、ドレスのデザインがいまいち地味なのが残念。その後の展開、ドレスがたいへん→テーブルクロスでドレス!踊る!って展開もベタでいいな。生徒会長:冬芽の妹、七実初登場。
第4話「光さす庭 プレリュード」
生徒会メンバーの中で、唯一平和主義者である、ミッキーの物語。序盤わりとほのぼの学園ものなんだけど、冒頭で先に決闘シーンが描かれるため、緊迫感が増すいい脚本。前回ブラコンだった七実がミッキーに思いを寄せている。アンシーがボケまくる。
第5話「光さす庭 フィナーレ」
アンシーを思い、ウテナに決闘を申し込むミッキーだが、アンシーの残酷な台詞によって撃沈。ラスト、彼の探していた「妹」の口から衝撃的な裏話が明かされてエンド。