昨年のような映画館の休止はあまりなかったものの、それでも営業時間の制限などが続いた時期もあり、昨年に引き続き、劇場でより家での方が多く映画を見た年でした。
しかし昨年はオンライン開催だった友人たちと毎年恒例担っている映画ランキング会を対面でできたのは嬉しかったです。
10位 最後の決闘裁判
認知の歪みについての映画で、見ててしんどいんだけど、今更ながらリドリー・スコットってめちゃくちゃ偉大な監督なんだなと思った作品。過去作で見てないのも追って履修していきたいと思います。ベスト10のうち、これだけ配信で鑑賞。
9位 DUNE
続編を見ないとなんとも言えない部分が多い映画ではあるんだけど、自分にとってはとても気持ちよかった映画なのでベストにはあげたい、という気持ちがある。自分がSF小説を読んでいるときに思い浮かべる場面がより鮮明に映像になっているという感動がありました。
7位 プロミシング・ヤング・ウーマン
ラストは悲しいので、もっとなんかこう、と思わないでもないけれど、これが彼女の選んだ方法なのだという腑に落ち方はするという意味でフェアな映画だと思う。展開も面白い。
6位 エターナルズ
好き嫌いの分かれる映画だとは思うんですが、個人的にはちょうど良い余白の残し方がたまらず、見た後もキャラたちのことをあれこれ考えるのが楽しかった、という体験込みでとても気に入りました。個人的にノマドランドはあまりしっくり来なかったんですが、エターナルズでは監督と同世代であることを強く感じた。
5位 偶然と想像
2021年最後の映画館鑑賞。会話劇としても楽しかったし、個人的な体験を喚起する部分も多くとても印象に残った。特に3本目、今は疎遠になってしまった中学時代のあの子や、大学時代の彼女を思い出し、今はどうしてるんだろう、こんな風に偶然に会うことができたなら伝えたいことが私にもある、というたまらない気持ちになりました。それから「ドライヴ・マイ・カー」だけでなく、監督と村上春樹には語り口に通じる要素があるのかもしれないということも感じた。とは言え村上春樹だったら1話目の視点はカズになり、2話目については教授になるのかなと思うのですが…。
濱口監督作品の今後がとても楽しみです。
3位 劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト
多分今年唯一複数回映画館に行った映画。自らの才能に向き合うことの物語であり大場なな…。この言葉を使うのは安易ではあるけど、ウテナが好きならいけると思うので見てください。アマゾンプライムでレンタルが始まったことですし。
2位 アメリカン・ユートピア
音楽の素晴らしさはもちろん、デヴィット・バーンのような大人になりたい、と憧れてしまうような映画だった。映画館に自分より年上の人がたくさんいたのも良かった。音楽が好きな母親に駄目元で進めたところ、見に行ってくれたのも嬉しかった。
悪夢と「アメリカン・ユートピア」 - イチニクス遊覧日記