無防備ショック

まず第一に「彼女が、無防備胸元への男の視線に気付かない鈍感さ・天然さ」を持っていること。
第二に「男が胸元無防備を指摘できるくらい神経が図太い」こと。
そして第三には「彼女が無防備指摘をいやな顔せずに素直に受け入れられる」こと。
とくにこの第三の項目はこうも言いかえられる。胸元無防備指摘を男のエロさ・男の罪に還元せずに、純粋に指摘として処理できること。これはつまりその男を信頼してるってこと。もっといっちゃえば、男のことを好きじゃないと絶対にダメなのである。
ジャンル「無防備少女」。なんて見たときない。 -

少女じゃないけどいるじゃない。あなたのそばにいたじゃない…。
無防備元少女。それは「お母さん」です!(元じゃダメとかいったらお母さん泣くよ…)
ちょうどおあつらえ向きな情景を土曜日お昼の喫茶店にて目撃したのですけど、それはだいたいこんな感じでした…。

「あっ、あんたのコーヒー、あわがハート形じゃない!
 ……しゃれてるのねぇ。味違うのかしら?」(のぞきこむ)
「……あー、飲んでみる?」
「えっほんと? じゃ、えんりょなく…」(身を乗り出して交換、携帯で写真とる)
「……つうかさ、それどうにかしろよ、胸元。ありえねえ」
「むなもと?…あらら、ごめんねぇ!ほらもう最近暑いでしょう?」

そして豪快にグイッとされる様子が、想像つく人も多いんじゃないでしょうか。お母さんだって元少女。みんないずれは無防備元少女になるんですよねきっと…。とまあ、そこまではよくある感じです。母親と2人きりで買い物…ちょっと照れくさい息子…。なかなか微笑ましい光景です。
ただ、問題は次に息子が言った台詞でした…。

「だからってノーブラとかやめてくれよ、マジで…」

の、の、ノーブラ?? って思わず二度見。母親は「タンクトップきてるからだいじょうぶよ」とかいっているけれども…そうか? そうなのか?
スレンダーなキュート系お母さんだったので余計びっくりだったけど、もしかしたらそういうものなのかもしれない。うちのかあさんもそうなのかもしれない。
ただ、向こう側が見えちゃった息子さんのキブンを想像していたら、なんとなくではありますが、わたしもちゃんとしなければ、そう思わされたりしたのです。草々。