2008年の読書


昨日からなんだか春みたいな陽気ですが、そろそろ2008年を振り返っていこうかと思います。というわけで、まずは本から。

といっても今年はばたばたしてたせいか、あんまり読めてない上に感想を書いてない本が多くて、そして感想をかかないとやっぱり自分はすぐに忘れるなぁ…というのが全体的な印象です。前(id:ichinics:20061205:p3)にも書いたことあるけど、私にとって感想っていうのは、浮かんだだけじゃすぐに流れていってしまうものみたいだ。ちゃんとひろっておかないと、それがどんな感想だったのかもう改めて見ることはできないような気がする。
でも思ったことを言葉にしてひろっておけば、その過程でこぼれるものももちろんあるにせよ、それが浮かんだときの感じ、は思い起こせたりもするわけで、私はやっぱり、その感じをとっておきたいんだなぁということを、消えてしまった感想のことを思いながら思っています。

そんな中で印象的だった出来事といえば、念願の「ハイペリオン」「ハイペリオンの没落」を読んだこと、ジャック・ケッチャムデビューしたこと、デビューっていっても2作しか読んでないけど、続けて読み続けたらまずいような気がして(何が)るだけでまだまだ読む気があること、スティーブン・キングをはじめて読んだらすごい面白かったこと…などです。あとなんだかんだ、今年も古川日出男伊坂幸太郎をよく読んだ気がしています。古川日出男に関しては新作というわけではないんだけど。

そんで最近は久しぶりに永井さんの「ヴィトゲンシュタイン入門」読み返したりしてる。この本でやたら感動してしまうのは、なんか違うよなと思いつつ、何回読んでもぐっときてしまうんだった。あとは、舞城さんのディスコが止まりっぱなしだったり、感想書かれててる方がいて興味をもった本が数冊積んであったりの状態ですが、今のところ最優先で読もうと思ってるのはイーガン「TAP」です。

来年はもうちょっと本読みたいと思う。読みたい本は増えてく一方だ し、そろそろ○○を読んだ人、と言えるような大作に挑戦したい(毎年いってる気がするけど…)。