くる年

毛玉とりの夢をみたのは先日購入した電動毛玉とり(980円)を早速使おうと思ってあけたら電池別売りだったショックが原因かもしれなくて、その後もいっそエネループ買うかなとか考えてるうちにタイミングのがして未だに毛玉はとれてないのですけど、ともかく夢の中の毛玉とりは軽快に私の衣服にこびりついた毛玉たちをカットしていき、着古したセーターが新品のようだな! とか思ったところで目が覚めた元旦。
夢なのに夢が足りないっていうか生活感にあふれた初夢だなと思って妹に話をすると、違うよ今日の夜見るのが初夢ですよと教えてもらったのでひと安心だった。

けれど翌朝はマッサージ屋さんだった。肩がこってるんですよーあーほんとですねーなんてやりとりをしている最中に目が覚めるがっかり感といったらなかった。すぐに目を閉じて続きを見たい気もしたけれど、妹とセールに行く約束をしていたのでなんとか起きる。全体的に現実的というか夢なのに夢のない感じになるのは洋服を買うときもおんなじで、見たり選んだりするのは楽しいんだけど、自らを振り返るとげんなりするよねーどうにかならんかねーとか毎年言ってる気がするけど、今年はどうにかなるようになったらいいなと思います。穴があったら入りたい。
その後、友達に会ったりこたつで鍋食べたりして帰宅。いい日だった。

3日は前々からきょうだい間で企画していた父親の定年祝いに家族で出かけた。できれば東京タワーが見える眺めの良い店、というリクエストがあったのと三が日ということでお台場の(お台場の!)ホテルで食事をしたのだけど、店員さんが気をきかせて家族写真をとってくれたり、それをその場でプリントしてくれたり、いろいろと気を配ってくれたのがありがたかった。その後家にかえってプレゼントを渡したりして、なんとなく照れくさかったけれど、喜んでくれたみたいなので、やってよかったなと思った。

4日、地元の幼なじみにあったあと、父さんに車で送ってもらう。二人きりになるなんてもう何年ぶりだろうか。
父「確かこのあたりにおいしいラーメン屋があってね…」
私「へー、父さんも外でラーメン食べたりするんだ」
父「まあ、もう30年くらいまえだけどね…」
なんて、とぎれとぎれに話をしながら、30分くらいでアパートについた。手を振りながら今日は父さん一回もしたうちしなかったなーとか、思った。
真っ暗な道歩きながら、楽しかったこととかいろいろ思い出していたら、ふくらみながらしぼむようなぐらぐらした気分になった。そんなときいつも思い出して心づよく思うのは、人に言われた言葉だったりして、なんていうか自分を見るのって人の目を借りなきゃできないことなんだろうかとか思う。だとしたら、誰もいない場所でそだったら、私、ってものはうまれるんだろうかとか、ぼんやり考えながら冬休みが終わりました。

今年もたくさんいいことが、あなたにあるようにいつもいつも*1