杉並アニメーションミュージアムでやっていた「スタジオぴえろ〜魔法少女の華麗なる世界」展最終日に行ってきました。杉並アニメーションミュージアムには今日はじめて行ったのですが、杉並会館の中にある施設なので小ぢんまりしていて、展示内容も基本的には親子連れ向けなのかなという印象でした。でも入場無料だし、スタッフの方も親切だしでいいところだった。
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今日の目当ては、「ロンググッドバイ」の上映。
子どもの頃以来なので、見るのは20年ぶりとかなんですけど、たぶんテレビ放映されたものの録画ビデオを繰り返し見てたせいか、出てくる場目どれもしっかりはっきり記憶に残っていて、すごく嬉しかった。この絵静止画にして真似して自由帳に書いたなーとか、マミのこの衣装が好きだったとか、この曲がよくてとか、いちいち反応したくなる。私が子どもの頃一番熱中したアニメは確実にクリィミーマミです。
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「ロンググッドバイ」は、最終回から二年後、優の小学校卒業式からはじまります。変身能力を失ったはずの優が突然マミに変身してしまうようになり、ライバルであっためぐみとともに「二つの世界の物語」というSF映画に出演することになる…というお話。
以下感想箇条書き
- 今になって聴くと太田貴子さんの声はまさに80年代だなと思う。ああいう喋り方をする人は今はもういないんじゃないかなあ。
- ついついリン・ミンメイとクリィミーマミを比較したくなってしまうんだけど、「超時空要塞マクロス」が1982年から、「魔法の天使クリィミーマミ」は1983年からの放送ということで、こういう「アイドル」が当時の流行りだったんだなーとか思う。めぐみのモデルっているのかな。
- 展開は唐突なところも多いけれど、優が突然マミに変身してしまう…という最も重要なポイントはしっかりと印象深く描かれている。このお話を思い出すときにぱっと浮かぶのも、あの非常階段の場面と、ベッドの中で変身してしまうところだな。
- めぐみさんの歌う「BIN KANルージュ」に感激する。
- テレビ版にも登場していた、ディレクターが押井守に似てるなあ…と思ったらキャラクター名も「星井守」だったこと。というか、「守君」も押井さんがモデルだって知って驚いた。
- それから木所マネージャーはもろウディ・アレンだった。「ロンググッドバイ」の中で撮影される映画はこの人が脚本を書くのですが、その動機もウディ・アレンぽくていい。
- 劇中で撮影されるSF映画「二つの世界の物語」は、人間と機械人間の戦いの物語なんですが、どっちも衣装が最高にかっこいい。特にマミが演じる機械人間「オーラ」のかっこよさったらないよと改めて思った。
- そしてこの「二つの世界の物語」が気に入りすぎて小学生の頃、勝手に脳内補完して漫画書いたのを思い出した。
- お恥ずかしい話です。
- 記憶違いでこれのラストに「Ma Wa Le Mi Gi」だと思ってたけど、あれは「カーテンコール」だったみたい。
- OVAだけバラでDVDでないかな…。
- それにしても最近のマミ人気のせいか、お客さんには若い女の子が多かったです。
- あと、連れが高田明美さんを知らなかったので、「パトレイバー」のキャラクターデザインもこの人だよって話をして、しばらく遊馬と俊夫の共通点について話したりした。
- 楽しかったです。
- 前に書いたマミについての話 → http://d.hatena.ne.jp/ichinics/20081001/p1