大貧民

我が家で正月の恒例行事といえば家族で大貧民、なのですが、いつもは大抵兄弟だけでやるところ、父さんを誘ってみたら珍しく参加すると言い出したのは「大貧民とか社会風刺効いてるねww」という理由だったので相変わらずだと思った。「大富豪ともいうんですけどね…」という反論はシカトされた。
父さんは初大貧民だったんだけど、8切り(8を出すと場が流せる)をやりたいばかりに最後まで8を温存していたり(あがれない)、状況が悪くなると「そんなルール知らない…」と言い出したり「2が一番強いとかおかしくないか」とか根本を疑ってみたり、そのくせ自分の番がくるとしれっと縛ってみたり、「残りの枚数見られたくないから…」ってカードを机の下に隠したりするので、まるで負けず嫌いの小学生のようだと思った。
でも、終盤の試合で3(1枚)の上に4を4枚重ねて高らかに 「革命ッ!」 って宣言したときは、もしかして単純に、ルールわかってなかったのかもしれないと思いました。ちなみにこの日は父さんの誕生日。62歳おめでとうございました。