「きみがぼくを見つけた日」

監督:ロベルト・シュヴェンケ
劇場公開時におすすめしてもらったのですが、タイミング逃して行けなかった作品。DVDを借りてやっと見ました。

きみがぼくを見つけた日 [DVD]

きみがぼくを見つけた日 [DVD]

主人公のヘンリーは、幼い頃の事故をきっかけに、意図せずタイムトラベルをしてしまう体質になる。タイムトラベルは唐突だし、しかも物質移動は出来ないという設定で、つまり裸でとこか別の時間に飛んでしまう。ヘンリーはそのたびに洋服を盗み、またもとの時間に戻るのを待つという暮らしをしていた。やがて、青年になった頃、幼い頃から幾度も、タイムトラベルをしてきた彼に会っていた、という女性クレアに出会うところで話がはじまります。

彼のタイムトラベルのきっかけや法則について明らかにするタイプの物語ではなく、時間軸をばらばらに何度も恋人に出会う、ということを描いたラブストーリーだったと思います。
特に印象に残ったのは、友人のゴメス。もともとクレアの友人だった彼は、ヘンリーの事情についてもよく知っていて、なんだかんだ協力してくれる。「(500)日のサマー」でも思ったけど、主人公のこと思ってくれる友人がいる物語っていうのはいいなぁと思います。いろいろ察した顔が切ない。
ただやっぱりタイムトラベルものとして、その仕組みはともかく、起こるトラブルがワンパターンすぎるなという気もしました。彼女との物語が中心なのでそこらへんは二の次なのかなーとも思うんだけど、10代の頃の彼が学校でどうしてたかとか、仕事中に飛んじゃわないのかとか、いろいろ、ワンシーンでも見てみたかったな。