夢中になると頭の中がそれ一色、になりやすいのは子どもの頃からの癖のようなもので、日記をはじめとした文章を書くのが好きなのも、そのガス抜きのような意味合いが強い。なので仕事以外で書くものについては自分にしかわからなような書き方をしがちなことも多く、誰かに読まれるということを二の次にしている自覚はあったのだけど、
つい先日、昔書いた文章への長い感想メールを頂いて、自分でもびっくりするくらい、とてもとても嬉しかった。

思えば今年の誕生日も、PCに向かって文章を書いているうちに0時を回っていて、何やってるんだかと突っ込むのもまた自分だし、物事に意味を求めすぎるのも好みではないものの、やはり少々、わが身を振り返って反省するところがあった。
穴のあいた桶に水を注ぎ続けているようなキリのなさというか、それよりもまず穴を塞ぐことを考えたほうがいいのではとか、あれこれ考えつつも、やはり自分は続けることが好きだと思ったりもした。

それは別に私についての文章ではなかった。
私の好きな人と、好きな人についての話で、それでもいただいたメールには「あなたの日々が、そのような、幸せな日々でありますように」と結ばれていた。
書いたものをどう受け取られるかは読む人の自由だと思うし、だからその言葉を読んで多少複雑な気分にはなったものの、私が憧れたような光景を、私自身に重ねてくれる人がいるということが、やはり嬉しい、と思った。
そうやって自分の書いたものが、どこかの誰かに届く機会をくれたインターネットに感謝しつつ、その気持ちを忘れないように日記を書いておく。