11月26日/実家でゲーム

土曜日なのでいつもより1時間遅く起きて放鳥。二度寝欲をこらえつつ家事を片付ける。
妹の誕生日祝いをかねた集まりがあったので、昼前に家を出て実家へと向かう。
実家に行く際、最近は立川経由で南武線に乗るようにしているのだけれど(いくつか行き方がある)、
始発駅で黄色の車体、なおかつ休日にしか乗らないせいか、私の中の南武線はいつもゆったり明るいイメージで、乗るのが少し嬉しい。

実家は最寄り駅から徒歩20分程度かかる場所にある。バスもあるが迂回路で駅に向かうため、よほど道が空いていない限りは歩くのとさして時間は変わらない。なので大抵は歩くことにしている。
実家に暮らしていた頃は「駅からかなり遠い」というイメージだったのだけれど、スマホ歩数計で見るとよく行く少し遠目のスーパーと変わらない距離だった。
店もなにもない道だから遠く感じていたのかもしれない。
地元エリアに入れば、歩いている人はほとんど見かけないのでマスクを外して歩く。落ち葉の匂いが気持ち良くて深呼吸をする。

妹夫婦と、弟と父母で食卓を囲む。
実家の集まりがあると、とにかく次々とエンドレスに食べものを勧められるのですごい。
食卓はすでにてんこ盛りであるのに、母はおかずを取り皿にとるよう促し続け、あいた大皿にまた惣菜を盛る。
とにかく皿にだし、皿にだしたのだからさらえという感じである。「もういいや」というとすぐさまデザートのターンだ。妹が持ってきたシュトーレンも丸ごとスライスされ、ようじの刺さったようかん状態ででてきた。
「ちょっと休憩とかしないの」と笑いつつ、珍しい食べ物が出てくれば味見をしてみようかなとなるので終わらない。

満腹なまま、どうにか机を片付け、皆でカードゲームをする。
最近実家でよくやるのはitoというゲームで、例えば「人気のある和食」などのお題を設定し、100の人気〜1の不人気まで「予約の取れない高級料亭の出汁巻
卵」とか「炊飯器で30時間保温された米」なんてワードをいいつつ数字の書かれたカードをふせた状態で並べていき、最後にそれがちゃんと並んでいるかをみるゲームだ。
食関係はかなり良い結果だったが、無人島に持っていくものの回で私が「50」においた「割り箸30本」は割り箸を過大評価しすぎだということでかなり紛糾した。
今思うと確かに割り箸はせいぜい15くらいかもしれない。


楽しかったはずなのに、帰り道にはうっすらとした凹みがある。
なんでだろうなと脳内に目を凝らしつつ、おそらくこれは、最近、時間は不可逆なのだということをよく考えるようになったからなのかもしれないなと思う。

夜になってもお腹が空かなくて晩ごはんはみかんだけ食べた。


オモコロチャンネルにもitoのプレイ動画があった
【ito】感覚!数値化!共感!ボドゲ!! - YouTube