雪のひとひら/ポール・ギャリコ

雪のひとひら (新潮文庫)

最近ブクオフにて単行本を購入したので読み直す。
あーなんか私じゅんすいじゃなくなってしまったなぁという感想です。
このお話は空から降ってきた「雪のひとひら」の視点から、「ひとりの女性の一生」をシンプルに描いたもの。とてもきれいな、ほんとに雪のひとひらのようなしんとしたお話で、初めて読んだのは10年位前だけど、けっこう印象に残っていた。
でも、今日改めて読んでみると、雪のひとひらはやがて水となるんですが、まあ水だけに流されていく人生で、何かに抗うというシーンはほとんどない。そのあたりにひっかかっちゃうようになってました。抗いたがりに成長しちゃったんだな。たぶん。
しかしラストシーンの、ある種の「悟り」を開くシーンは初めて読んだ時と変わらずに、訴えかけてくるものがあります。