新宿、22時

ichinics2006-01-24
仕事の打ち合わせが終わったのがだいたい22時で、さて帰るか、と思って新宿の駅前を歩いていたら、号外を配っていた。今夜はどこもその話題でもちきりだろうと思う、ライブドア事件の号外だ。
表面に証取法違反容疑についての、至極かんたんな説明と、裏面に「堀江語録」。
ヤフーの読売新聞ニュースは、こんな風に書いている。

ライブドアグループに買収された企業の元取締役は)堀江容疑者に向かい、「大きな企業になるには、愛社精神を育てなければ」と説いた。その答えが「みんな金のためーー」という堀江容疑者の言葉だった。
「違う。みんな金以外のもの、自己達成欲求を持っている」と反論すると、「そんな甘いことを言っているから、会社がなくなっちゃったんでしょ」と言われ、「それなら給料いらないの」とたたみかけられた。会話は平行線だった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060123-00000115-yom-soci

これ、事件に関係あるのかな?
その活動をニュースでは見ていても、私は堀江さんという人についてはあんまりよく知らない。ブログがあるってのは知ってるけど、それもたぶん読んだこと無い。ただ、日本テレビ世界一受けたい授業」に出ていたのを見たことがあって、そのときなんかネットコミュニケーションだけで世界が成り立つ、みたいなことを図解していて、えーそれ嫌だなぁ、と思ったことくらいしか、印象に無い。
そのくらいの認識しかなくても、上に引用した文章は、両極端な意見だけど、どちらかといえば、堀江さんのが正しい、と私は感じる。働くってのは、要は生活するためだ。働いて、お金を得て、自分の生活を豊かなものにするためだ。もちろん愛社精神をもつのは、素晴らしいことかもしれないけど、でもそれは仕事に誇りをもつこと(自己達成欲求とかも)とイコールじゃない。金のためってのは言葉が悪いけど、どんな嫌な会社でだって、仕事に誇りを持つことが出来ないとは限らない。話がずれた。
私が言いたいのは、どちらが正しいということでもなく、こういう言葉を引用することって、事件とは関係ない、ただイメージを煽動するだけのもののように感じるということだ。