年末/連休/銀杏とデパート

この年の瀬に三連休があるおかげで、12月がやたら忙しかったような気がするのだけど、それでも金曜の夜になれば飲みに行く足取りは軽く、ま、金曜日いっぱい目のビールってのはほんと幸せ色だよね…。とか思いながら、飲む。なんだかんだ。失礼はしてなければいいなぁと思いつつ、そんな飲んでないのに、けっこー酔った気がして、帰ったらいつの間にか寝ていた。
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土曜日。空は真っ白で、時折小雨が降っていた。朝、雪になるかもなあと思いつつ居間に降りると、「今日の夜は雪降るからね!」と父さんが自信たっぷりに、話しかけてきた。ふんふんと聞いて、出かける。喫茶店でぼんやりした後、夜は焼き肉忘年会。噂の社長はすごい社長具合でしたし、お会いしたかった方々にも会えて、とても嬉しかった。今年はほんと、いろんな方にお会いする機会がいただけて、この感激筆舌に尽くしがたいといった心境です。その後、お先に失礼して手を振り、雨ん中移動。夜のホームで、カレンダー手にしたひと2人見て、ああ年末だ、と思う。明け方まで雨は降ってたけど、雪にはならなかった。
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日曜日は日曜日らしく、昼頃まで眠り、明日もやすみなのかーという幸せを噛みしめつつ、外出。空が暗くなったとたんビール気分になって、そわそわしてたら笑われた。乾杯。つまりまた飲んだ。
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月曜日はとてもいい天気。ぎりぎり午前中に起きて(セーフ気分)、外に出ると、日差しのあたっている場所は、コート着てたらすこし暑いくらいの陽気だった。銀杏踏む。
子「このくさいのなーにー?」
母「ぎんなんよ」
子「うー、ぎんなんかわいくない!」
て、ちっちゃい子がいってたのにうけた。かわいくないか。でもけっこーおいしいよ。わたしも昔は嫌いだったけどねーとか、思いつつ、町へでるとすごい人だった。デパートで、「欲しいもんきまった?」と父親に問われ、もじもじしてる男の子を見かけた。息子がもじもじしてる間に、その父親は「うどんくうか? あ、昼もうどんだったか! でも寒いよなあ、なあうどんくうか?」てすっかりうどんに夢中になってて、それがちょっと可笑しくて、実はわたしもお昼うどんだったんですよ…! なんて隣でこっそり奇遇さを噛みしめていた。年末だ。私は年末が好きだ。
まだ時計の針が右半分にあるうちから夜になってしまうと、ちょっと損した気もするけれど、空のはしに残る、粒子の粗いあの青は、冬独特のきれいさだし、南天は赤いし銀杏はくさいし、なんて思いながら、あちこちでサンタのカッコした店員にチキンやケーキをすすめられつつ、ちょっと飲んで、帰宅。
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楽しい連休だった。そのうえ、あと3日働いたら冬休みなんて、すごく贅沢な気分だ。休みって、はじまるまえは、終わらないような気がするからふしぎ。

ひるねしたい。